UPDATE1: 日銀が欧米5中銀の協調措置に歓迎表明、金融市場の安定確保を期待
[東京 11日 ロイター] 日銀は11日、米連邦準備理事会(FRB)など欧米5中央銀行が発表した流動性供給に関する協調策について「これらの措置を歓迎し、国際金融市場の安定確保に貢献することを期待する」との声明を発表した。
日本の短期金融市場については「国際金融市場の動揺の中にあっても、なお比較的落ち着いている」と指摘。「日本銀行としては、今後とも、年度末越え資金の供給を含め適切な金融市場調整を通じて、市場の安定に努めていく」と表明した。
日銀の稲葉延雄理事は11日夜会見し、協調措置の背景について「国際金融市場は証券化商品の値下がりなどが引き続き起こっており、不安定な状況がある。その中で、短期金融市場は年末の協調行動の成果もあって落ち着いていたが、この2月末あたりからいく分、資金調達圧力が増してきた。年末と同じように協調して行動することで、市場の安定化を図るというのが今回の趣旨だ」と説明。日本については「基本的には国際金融市場が不安定な中にあっても、短期金融市場を中心に日本の市場は比較的落ち着いているので、現在のようなツールで従来よりきめ細かく対応していけば日本の金融市場も安定は確保できる」と語った。
今回の措置は、米FRB、カナダ銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行、スイス銀行の5中央銀行による協調。「G10諸国の中央銀行は、昨年12月の協調行動の後も、金融市場における資金調達圧力に対し密接に協調し、常時連絡を取りながら対処してきた。足もと、いくつかの市場では、再び資金調達圧力が高まっている」として、こうした資金調達圧力に対処するため協調したとしている。
(ロイター日本語ニュース 志田義寧 吉川裕子)
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