UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル97円半ばに上昇、エマージング通貨に明暗
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後3時 97.12/15 1.5770/75 153.18/23
正午現在 97.08/10 1.5755/60 152.92/01
午前9時現在 97.07/12 1.5742/47 152.85/93
前日NY17時 97.30/35 1.5727/31 153.06/15
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[東京 18日 ロイター] 夕方にかけてのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午
後5時時点から小幅高の97円半ばで取引されている。前日までの急速なドル売り仕掛け
が一服。市場参加者は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え動きにくく、主要通貨は
午後の取引で全般的に小動きとなったが、夕方は海外勢のショートカバーが入っていると
見られる。米連邦準備理事会(FRB)がきょうのFOMCで、フェデラルファンド(F
F)金利の誘導目標を引き下げるとの見通しのなか、利下げ幅がどの程度になるかが大き
く注目されている。一方、足元のドル売りの流れは、エマージング通貨の値動きにも反映
している。
<FOMCでの利下げ幅に関心>
ドル/円は午後に入ってからは97円挟みでもみあった。市場では「日中の東京市場は
97円ばさみで推移するとみている。97円近辺にオプションの満期に伴う売買のオーダ
ーが並んでおり、少し動き難い感じだ」(邦銀)という。利下げ幅は75bpもしくは
100bpと見られている。ある邦銀関係者は「市場はすでに1%の利下げを織り込んで
いるので、その通り実施しても外為市場にはあまり効果はない。株価がどう反応するかだ」
とし、利下げ効果は一時的との見方を示す。
そのうえでFOMCでは「今のドル安をとめるには、もはや米国当局のみではどうにも
ならないということが明らかになるのか、それとも積極的な利下げが行われて、問題解決
の先送りがなされるのかどちらかだ」と指摘する。さらに、「経済指標も明らかに悪いも
のが出てきているので、FRBとしては景気へ配慮せざるを得ず、その意味でも利下げは
避けられない。そうなれば今後も利下げを考えているというスタンスになる」という。ド
ル/円は夕方にかけて、海外勢のショートカバーと見られる動きで97円半ばに上昇して
いる。ある証券関係者は「FOMC前のポジション調整にすぎず、98円までは上昇しな
いのではないか」と見ている。
<日銀総裁人事の迷走に市場から批判の声>
政府は18日午前、福井俊彦日銀総裁の後任として田波耕治・国際協力銀総裁(元財務
事務次官)、副総裁として西村清彦・日銀審議委員を起用する案を国会に提示した。しか
し、鳩山由紀夫・民主党幹事長は、田波総裁候補への同意は難しいとの見解を示している。
市場の関心が18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に集中するなか、迷走する日銀
総裁人事は「ほとんど手掛かりになっていない」(邦銀)という。
ただ、外為市場からも政府への批判の声があがっている。別の邦銀関係者は「国会で経
済政策が棚上げされているという好例だ」としたうえで、「長い目で見ると、ドル売りが
いったん落ち着いたとしたら、今度は円が売られると思う」と指摘している。ただ、「こ
のドル売りが落ち着くには時間がかかる。日本が市場のテーマになるときは、外国人投資
家の日本株買いに伴う円高局面のときだろう。いずれにしてもかなり先の話だ」と話して
いる。
<ドル売りがエマージング通貨の値動きにも影響>
前週末からドル売りが加速したことで、エマージング通貨の値動きにも明暗が分かれて
いる。ロシア・ルーブルは、前日はドル売りに弾みがつき、一時23.39ルーブル付近
に上昇した。ある商社関係者はルーブル/ドルについて「ドル/円以上にドル売りが鮮明
になっている」と指摘。そのうえで、ユーロ/ドルには高値警戒感が出ているため、ルー
ブルなど資源国通貨が選好されているという。いったん23.50ルーブル後半に下落し
たが、足元では23.50ルーブル付近に戻している。FOMCの内容次第では再び高値
を目指す展開が予想されている。
大口投資家が選好するロシア・ルーブルとは対照的に、個人投資家に人気の南ア・ラン
ドは1ドル=8.10ランド付近で鈍い値動きとなっている。前日はドル売りが強まると
一時8.24ランド付近まで下落した。市場では「個人投資家による投げ売りが加速し
た」(商社)とみられている。現時点で「投げ売りは一服した感じだが、FOMCでドル
売り材料が出れば、ランドは対ドルで一段と下落する可能性がある」(同じ商社)と指摘
されている。
韓国ウォン<KRW=>の対ドルレートは、一時1030.3まで下落したが、韓国当局が前
日に引き続きドル売り/ウォン買い介入を実施したことから、いったん1012ウォン台
を回復した。その後再び売りに押されている。前日の引け水準は1023.9ウォン。ウ
ォンが対ドルで1000ウォン台に下落したのは2006年1月3日以来。
ウォン安の季節的背景は、韓国企業が3月、4月に配当の支払い時期を迎え、ウォン売
り/外貨買い需要があること。さらに「このところ、円キャリー取引の巻き戻しが活発で、
ウォン安に拍車をかけている」 (証券会社)という。また、外国人投資家による韓国
株の売り越し額が、前日6億ドルにのぼったとの推計もあり、実需のフローがウォン安に
つながっている。ディーラーによると、18日午前のドル売り/ウォン買い介入額は
約10億ドルだという。
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