TCIがJパワー<9513.T>取締役への60億円の賠償請求検討を要請、監査役会に
[東京 13日 ロイター] 電源開発(Jパワー)(9513.T: 株価, ニュース, レポート)は13日、同社の筆頭株主である英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)がJパワー監査役会に対し、Jパワー取締役全員(13人)に総額60億円の賠償を求める訴訟を検討するよう求めてきたと発表した。
Jパワーによると、TCIは5月2日付で監査役5人全員に対し、取締役の執行義務違反に関する実態調査を依頼する文書を送付。その中で、1)昨年9月に実施した水力発電などの料金引き下げによる営業利益の減少、2)株式持ち合い、3)電力規制緩和による新規事業――の3点について、取締役の業務執行義務違反の実態を調査するよう依頼した。
その上でTCIは、料金引き下げが約60億円の営業利益の減少要因になったとして、賠償金60億円の支払いを取締役13人全員に求める訴訟を検討するよう監査役会に求めた。
また、60日以内に監査役会が行動を起こさない場合は、「会社法に基づく権利がある」とし、株主代表訴訟に踏み切る可能性をにじませた。
Jパワーによると、同社の監査役会は12日、調査の開始を決定した。Jパワーは「取締役会としてはTCIの主張するような事実はなかったと確信しているが、誠意をもって監査役会の調査に協力していく」とコメントしている。TCIはJパワー株の9.9%を保有している。
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