NTT<9432.T>東西に光回線接続料値下げの要求を答申=情報通信審議会
[東京 27日 ロイター] 総務相の諮問機関である情報通信審議会は27日、NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)の東西地域会社が光ファイバー通信回線を他社に貸し出す際の接続料に関連して答申した。NTT東西が値下げ申請した新料金に対し、さらに見直しを求める。料金値下げを通して事業者間の競争を促進し、光回線の普及を図りたい考え。
現在の光回線接続料は01年度に設定しており、適用期間が07年度までとなっている。2008年度からの新たな接続料として、現在の接続料である1芯(8回線分)当たり月額5074円に対し、NTT東日本が約7%、NTT西日本が約0.5%引き下げると申請していた。
ただ、同審議会は、NTT東西が新料金の算定にあたって他事業者による芯線数の利用状況を2006年度末の実績に固定して保守的に予測しているとみており、接続料そのものを低下させれば競争促進につながるとし、他事業者による活発な事業展開を考慮した需要予測の見直しが必要としている。
NTT東西が需要予測を見直す場合、予測と実績がかい離した場合のかい離額を2011年度以降の次期接続料原価に算入することとし、他の接続業者を含めて公平に負担するかい離額調整制度の導入を特例的に認める必要があるとした。
NTT東西による光回線の1芯単位での貸し出しを1回線ずつ小分けにするようソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)などが求めていた問題では「NTT東西に対し義務付けることは現時点では必要不可欠とまでは言えない」とし、現段階での導入を見送った。
今春からNTTが商用化する次世代ネットワーク(NGN)については、代替するネットワークが当面存在しないため、他の事業者のよるNGNへの接続は事業展開上不可欠と指摘し、競合他社への開放義務がある「第一種指定電気通信設備」に指定する必要があるとした。
NTT東は「内容を詳細に検討した上で、今後の対応を決めたい」(同社広報担当者)としている。
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.



総裁選や代表選、問われる成長と停滞の岐路

