〔金利マーケットアイ〕欧州株しっかりで国債先物に調整売り、日銀人事案は材料視せず
〔金利マーケットアイ〕
<18:10> 欧州株しっかりで国債先物に調整売り、日銀人事案は材料視せず
東証夜間取引(イブニングセッション)で国債先物が売られ、日中終値を14銭下回る139円29銭で取引を終えた。「欧州株がしっかりで推移したための調整売りが主因」(外資系証券)との指摘があった。与党筋によると、政府は7日午後、国会に対し白川方明副総裁(総裁代行)を日銀総裁に昇格させ、副総裁に前財務官の渡辺博史・一橋大大学院教授を起用する人事案を提示したが手掛かり材料には至っていない。
市場参加者からは「事前に予想されたバランス重視の人選。日銀プロパーとしての白川氏の就任が、若干、実現可能性を低下させる要因になり得るが、意外感はない」(国内証券)との声が聞かれる。
<15:15> 日銀きつめ調節で翌日物しっかり、金先は伸び悩む
無担保コール翌日物金利がしっかり。資金需給が不足となる中、日銀が即日実行の金融調節を見送ったことを受けて、外銀勢が水準を切り上げて調達。一時0.5%半ばで外銀勢の調達意欲が示された。「日銀のきつめ調節で、資金の出し手が運用に慎重だった」(国内金融機関)という。邦銀勢の調達金利は0.50%付近。ターム物は1週間程度で国内勢が0.53%付近、外銀勢が0.55─0.57%付近の出合い。ユーロ円3カ月物金利先物市場は朝方の買い一巡後に伸び悩んだ。週末の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で金融システムや為替について、何らかの協調策が打ち出されるのではないかとの思惑から積極的な買いが手控えられた。
<15:10> スワップ金利は短期ゾーンが低下、カーブはスティープ化
スワップ金利は短期ゾーンが低下した。市場参加者によると、金利変動幅は2年ゾーン0.75ベーシスポイント、3年ゾーン0.5ベーシスポイント。5年ゾーンは変わらずだった。一方、先物ゾーン以降は7年ゾーン0.5bp、10年ゾーン1.25bp、20年ゾーン2bpの上昇となり、イールドカーブがスティープニングする形状となった。
<15:01> 国債先物は反落で取引終える、米雇用統計で朝高後は利益確定売り
7日の円債市場は反落した。米景気後退局面入りが意識され買い優勢で始まったが、高値で利益確定売りが相次いだことが主因。一部外国人投資家からは先物売り/超長期買いのオペレーションが持ち込まれ、超長期ゾーンにかけて利回り曲線がフラットニングする形状となった。海外勢によるポジション解消で一時マイナス圏に突入していたブレークイーブンインフレ率(BEI)が小じっかりで推移。リスク回避志向に快方の兆しが出始めたとの声が聞かれた。下値では、国内投資家による押し目買い需要がみられた。
国債先物の中心限月となる6月限の大引けは、前週末終値より22銭安い139円43銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は1ベーシスポイント高い1.340%。
<14:18> 資金供給オペ金利は0.560%で横ばい、資金余剰で落ち着き
日銀が午後実施した5月連休越えの共通担保資金供給(本店)オペ(4月8日─5月9日)の案分落札金利は0.560%と前回に比べて横ばいとなった。3月期末通過で資金需給が余剰傾向にある中「翌日物金利が落ち着いて推移しており、連休越えの資金調達に対して警戒感が乏しい」(邦銀)という。同時に通告した同(本店)オペ(4月8日─4月21日)の案分落札金利も0.560%となった。
<14:10> 利回り曲線は7年以降がフラット化、中期からの入れ替え需要も
利回り曲線が7年ゾーンから超長期ゾーンにかけてフラットニングする形状となっている。足元の取引水準は、国債先物6月限が前週末終値より27銭安い139円38銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前週末比1.5ベーシスポイント高い1.345%、20年超長期債利回りは0.5ベーシスポイント低い2.055%付近で推移している。市場参加者によると、1)海外勢からの先物売り/超長期買い、2)国内参加者による中期売り/超長期買い――などが主因。参加者からは「年限長期化を狙った超長期買い需要がある」(外資系証券のストラテジスト)との声も聞かれる。
内閣府が取引時間中に発表した2月の景気動向指数速報は、先行指数が50.0%となり、7カ月ぶりに50%以上となった。一致指数は44.4%となり、2カ月連続で景気判断の分かれ目となる50%を下回ったが、これまでに目立った反応はみられていない。
<14:00> 長期金利が一時1.350%に上昇、先物主導で調整売り
長期金利の指標となる10年291回債流通利回りが一時前週末比2ベーシスポイント高い1.350%に上昇した。日経平均株価の上昇を受け、先物ゾーン主導で相場が軟調になったことが主因。市場には「株価上昇をきっかけにした調整売りが目立った」(外資系証券のストラテジスト)との指摘があった。国債先物は、中心限月6月限が前週末終値より32銭安い139円33銭付近での推移となっている。
参加者によると、長期金利が1.4%に迫る場面では主要投資家の押し目意欲が強まりやすい。「1.35%付近でそろり押し目買い意欲が出始め、相場の底堅さにつながっている」(外資系証券)との見方が出ている。足元の取引水準は、長期金利が1.5bp高い1.345%。
<13:30> 日銀総裁人事の提示延期も材料視せず、国債先物は安値圏で推移
国債先物は安値圏での推移を続けている。足元の取引水準は、中心限月6月限が前週末比30銭安い139円35銭付近。日銀総裁人事案は7日午後5時20分から開会される議院運営委員会両院合同代表者会議で提示される見通しとなったが、手掛かり材料には至っていないようだ。
市場参加者からは「日銀総裁人事が目先の相場動向に与えるインパクトはない。8―9日の金融政策決定会合では、全員一致での政策維持しか考えられない」(外資系証券のストラテジスト)との声が聞かれる。当初、政府は午後零時40分から同会議で日銀総裁人事案を提示する予定だった。
<13:05> 国債先物が下げ幅拡大で推移、一部海外勢が先物売り/超長期買い
国債先物が下げ幅を拡大している。中心限月6月限は前週末終値より36銭安い139円29銭まで売られ、一時7日の安値をふたたび更新した。市場参加者からは「先物独歩高の相場終えんを意識した海外参加者が増え始め、先物売りが目立っている」(外資系金融機関)との声が聞かれる。イールドカーブの平坦化を狙った先物売り/超長期買いのオペレーションも入っているとの指摘があった。20年100回債流通利回りは、前週末比1ベーシスポイント低い2.050%で推移している。
市場参加者によると、主要投資家の押し目買い姿勢は崩れておらず、現物債利回りは中短期ゾーンを中心に小じっかり。ただ、入れ替え主体との指摘もあり、先物相場が上昇する原動力には至っていない。
<12:50> BEIスプレッドが一時6.5bpに拡大、リスク回避志向に改善の兆しも
7日の円債市場で10年物価連動国債15回債と10年利付国債291回債のブレークイーブンインフレ率(BEI)が一時6.5ベーシスポイントに広がり、しっかりで推移している。前週末は5bpだった。3日実施の物価連動債15回債入札を終え、需給改善期待が強まっていることが背景。市場参加者からは「以前に比べれば、外国人投資家を中心とするリスク許容度の低下に改善の兆しがみられる」(外資系証券のストラテジスト)との声が聞かれる。
外国人投資家によるポジション解消により、前週末までに10年物価連動国債14回債と10年利付国債289回債のBEIがマイナス圏に突入。きわめて割安な水準での推移を続けていた。
<12:35> 国債先物が株高受け一段安、国債買い切りオペは在庫荷もたれ示唆か
午後の円債市場で国債先物が一段安となっている。足元の取引水準は、中心限月6月限が前週末終値より15銭安い139円50銭。日経平均株価が強含んだことを受け、国債先物は一時前週末より20銭安い139円45銭まで売られ、7日の安値を更新する場面もあった。市場参加者からは「株高を受けた調整的な動き」(外資系証券のストラテジスト)との声が聞かれる。
日銀が7日実施した国債買い切りオペ(3000億円、10日スタート)の落札結果は、全取り利回り格差がプラス0.007%、平均はプラス0.010%。「中期ゾーンを主体に証券会社など業者の在庫が少なくなかったことを示唆する内容となり、相場に対し、ネガティブに作用しかねない」(外資系証券)との見方があった。
<11:30> 翌日物はしっかり、金先は買い先行後伸び悩み
無担保コール翌日物金利はしっかり。準備預金残高が3兆8000億円と残り所要積み立て額(4兆0100億円)を下回るなど日銀のややきつめの金融調節姿勢を受けて、日銀の誘導目標(0.50%前後)を上回る水準で推移した。外銀勢から0.51─0.515%、邦銀勢から0.505%を中心に調達意欲が示された。ただ、準備預金の積みが平均ペースに比べて速かったこともあり、調達を急ぐ動きが見られていない。「日銀は午後の定例調節を見送るのではないか」(国内金融機関)との見方が出ている。ターム物は1週間程度で0.54─0.58%付近の出合い。ユーロ円3カ月金利先物市場は伸び悩み。朝方は株安・債券高を受けて買いが先行したが、その後の株価が上昇に転じたことから、上値で利益確定売りが出た。
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.





