UPDATE3: クレジット市場動向=プロミス<8574.T>など消費者金融SBに売り、CDS指数は横ばい
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 7.5─ 8bp 銀行債(みずほ)5年 19─20bp
地方債(都債)10年 12.0─13bp 電力債(東電)10年 18─19bp
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[東京 10日 ロイター] 一般債市場では、プロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>、アコ
ム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>など消費者金融の国内普通社債(SB)に売りがみられた。マー
ケットでは、消費者金融の収益見通しに対するネガティブな見方が多く、投資家の中には
ポートフォリオからはずすところが出てきた。クレジット・デフォルト・スワップ(CD
S)市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9ITXCK5JA=GFIのプレミア
ムは横ばい圏で推移した。9日の米CDS市場が小動きとなったことに連動した。
消費者金融のSBに売り気配が出たことについて、ある銀行系証券のディーラーは「消
費者金融のSBの発行残高が多いことも売られやすい要因」と指摘。オファーは、プロミ
スの残存期間3年半で220ベーシスポイント(bp)、アコムの4年で210bp。
福岡県<0#0111=JFI>は10日、期間10年、発行額100億円、利率1.94%、応募
者利回り1.949%、スプレッド13bpで地方債の発行条件を決めた。マーケットで
は、高い利回りが評価され、順調に消化されたとみている。主な販売先は、生保、公的な
機関、信託、投信投資顧問、系統金融機関などとなった。需要の強さを反映したスプレッ
ドで決まったとの見方が多い。
11日にSBを起債する企業は、北海道電力(9509.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9509=JFI>など計5銘柄・発行
予定総額1000億円以上になる見通し。北海道電力は5年と10年で総額500億円、
伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8001=JFI>は10年・200億円、日立キャピタル(8586.T: 株価, ニュース, レポート)
<0#8586=JFI>は3年・200億円、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>は3年・100億円以
上。
北海道電力が10日、投資家に向けて実施しているマーケティングのスプレッドは、5年
債が第252回国債流通利回りに対して18bp、10年債が第293回国債に対して
20bpを上乗せした水準となっている。
地方債では、大阪府<0#0104=JFI>が11日、5年・200億円で利率などの発行条件を
決める予定。
CDS市場では、指標となるiTraxxJapanシリーズ9のプレミアムは横ばい
圏で推移した。プレミアムは10日、前日と同水準の96bp、95bp、97bpで取
引された。シリーズ9のプレミアムについて、ある国内大手証券のクレジットアナリスト
は「9日の米CDS市場が小動きとなったことに連動した。日本のCDS市場は前日、大
幅にワイド化したため、上昇一服となった」と述べた。
米大手投資銀行リーマン・ブラザーズLEH.Nは9日、第2・四半期の業績見通しにつ
いて、トレーディングやヘッジ関連の損失が響き、約27億7000万ドルの赤字になる
見込みと発表した。同時に普通株と転換優先株の発行による60億ドルの公募増資を実施
する計画を明らかにした。リーマンの業績見通しに関して、ある銀行系証券のクレジット
アナリストは「10日の日本のCDS市場への影響は限られたが、住宅・商業用不動産ロ
ーン絡みの損失の拡大が確認された場合、クレジットリスクを回避する取引が活発化する
可能性が高い。業績見通しの段階で、マーケットにワイド化への圧力がかかっている」と
話した。第2・四半期決算は16日に発表される見通し。
リーマン・ブラザーズの格付けに関しては、9日にフィッチ・レーティングスが格下げ
し、ムーディーズは格付け見通しをネガティブに引き下げた。
個別では、消費者金融でワイド化するものが目立った。アコムの3年が130bp・
5年が140bpと145bp、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>が275bp、プロミス
が140bpと145b、軒並みワイドな水準で取引された。
大林組(1802.T: 株価, ニュース, レポート)<0#1802=JFI>は9日から0.5bpワイドの65.5bpでの取引。
気配は、アコムの5年が130─145bp、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>が235─
253bp、オリックス(8591.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8591=JFI>が125─140bp。
<CP発行市場>
CP市場の発行総額は1300億円程度となった。発行レートは小幅低下。J1格の不
動産・80億円(9月中旬期日、0.65%台後半)、a1格の繊維・230億円(8月
中旬期日、0.64%台前半)、a1格のその他金融・80億円(9月中旬期日、
0.68%台後半)などの発行が観測されている。
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