日本のCDS指数低下で再び100bpに迫る、米JPモルガン決算想定内で信用不安後退
[東京 17日 ロイター] 日本のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で指標となるiTraxxJapanシリーズ9JPMCDS01は17日、プレミアムが低下基調となり、100ベーシスポイント(bp)に迫っている。日本のCDS市場は、米3位の銀行JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)が16日発表した第1・四半期決算で利益が50%減少したが、懸念されたほどの減益にならなかったとしてタイト化した米CDS市場に連動したほか、信用収縮の懸念が後退して内外株式市場が堅調に推移したことからクレジットリスクを回避するプロテクションの買いの勢いが弱まった。
CDSの指数シリーズ9のプレミアムが低下基調となった。17日のプレミアムは、16日から12bpタイト化の105bpまで低下し、100bpに迫った。マーケットでは、近く100bpを再び割るとみている。100bpを割るのは9日以来となる。
17日のプレミアムが低下したことについて、みずほ証券・クレジット調査部シニアクレジットアナリストの石原哲夫氏は「マーケットは、JPモルガン・チェースの決算内容を想定内と判断した。評価損が予想以上に増えなかったことで、最悪期は脱したとの見方から信用不安が後退した」と述べた。今後を見通すうえで、マーケットでは、17日の米メリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1108=JFI>、18日の米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1226=JFI>の決算発表の内容に注目している。
17日は信用収縮懸念の後退から16日比較でタイト化する金融セクターが目立った。気配の仲値でみると、ドル建て劣後で、三菱東京UFJ銀行<0#8315=JFI>と三井住友銀行<0#8412=JFI>が110bp程度、みずほコーポレート銀行<0#8310=JFI>が120bp程度となり、消費者金融セクターでは、アイフル(8515.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8515=JFI>が400bp程度、プロミス(8574.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8574=JFI>が190bp、武富士(8564.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8564=JFI>が245bpとなった。
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