〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=9日現在
水野 文也記者
[東京 9日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は、続落。現
物・先物はいずれも上値・下値を切り下げるとともに、戻り圧迫感を印象付ける動きで、
調整色を濃くしてきた。
一方、移動平均線では、終値が5日線を割り込み、目先は休養との印象を強くしている。
今後は下値に位置する25日線が支持線として機能するか否かが注目されそうだ。
現物の足は、上下にごく短いヒゲを伴う「大陰線」となった。下値を大きく切り下げた
だけではなく、このところサポートラインとして機能していた5日移動平均(1万
3903円44銭=9日現在)を下回るなど、にわかに調整ムードを高めた格好。3月
17日の年初来安値(1万1691円00銭)を起点とする中期的な上昇波動が崩れるま
でには至っていないものの、一目均衡表でも終値が転換線を下に突き抜けるなど、当面は
調整局面となりそうな状況だ。1万4000円を固めきれず、7日の直近高値(1万
4208円67銭)と2月27日に付けたザラ場の戻り高値(1万4105円47銭)と
を結ぶラインが強力な上値抵抗線になることも考えられる。いずれにしても、戻り相場を
維持するために仕切り直しが必要になったと言えよう。
今回の足は、下方硬直性を感じさせず、弱さを際立たせている。下げ幅が大きくなった
こともそうだが、7日高値を形成した時に出現した「コマ」に準じる足が「宵の明星」を
思わせるパターンとなっており、調整が避けられそうにない。価格帯別累積出来高で、
1万3500円前後の水準は底堅いとみられる一方、その付近には25日平均線(1万
3494円90銭=9日現在)が位置するため、下げ続けた場合でも、その辺りでいった
んは止まるとみられる。しかし、今回の急落で1万4000円前後の水準が重いと思わせ
てしまったため、再度上昇波動をはっきりさせるためには、ある程度の日柄調整が必要に
なろう。
心理的な支持線である1万3500円や25日線を大きく割らずに反騰に転じれば、中
長期的な上昇トレンドについて自信を深めることになろうが、これらをあっさり割り込ん
だ場合は、深押しを警戒しなければならなくなりそうだ。
半面、上値メドとしては、1万4000円や7日の直近高値が意識される。
[移動平均線]
・終値が5日線を下回り、短期的には弱気に転換。今後は、終値と25日線の位置関係が
注目されそうだ。
[一目均衡表]
・終値が転換線を下回った。遅行線は「雲」領域内で推移している。
[オシレーター]
・RSIは4、9、14日が、反落。過熱感は一気に解消し、さらに下押すと今度は売ら
れ過ぎの感が強くなる。
・ストキャスティクスは、%K線、%D線が急落。売りサイン。
[パラボリック]
・日経平均、同先物は、買いポジションを継続。
日経平均(買いポジション、4月18日転換)
日経平均先物当限(買いポジション、4月18日転換)
(ロイター日本語ニュース 編集 内田慎一)
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