今日の円債見通し=小反発、週明け以降の入札ラッシュ意識も

2008年 08月 21日 07:56 JST
 
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             レンジ          下値/上値抵抗線

国債先物9月限  137.50─138.10  136.90/138.14

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           RSI―9   5日移動平均   25日移動平均

国債先物9月限   59.685   137.83    136.85

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10年最長期国債利回り     1.460%―1.420% 

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 [東京 21日 ロイター] 国債先物は小反発して始まる見通し。前日の海外市場で

米債券相場が急伸した流れを引き継いで、流動性の高い先物ゾーンに資金が流入する公算

が大きい。景気後退局面入りが意識されていることも相場の支えになり得る。週明け以降、

利付国債の入札ラッシュを控えており、需給懸念から騰勢を強めるには至らなそうだ。

 

 国債先物には買いが先行すると見込まれている。手掛かり材料に乏しい中、前日の米金

融・債券市場が急伸した流れを引き継ぐことが予想されるため。米債券市場では、連邦住

宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)

をめぐる懸念が最高潮に達し、短期債利回りは3カ月ぶりの水準に低下。

 現地の投資家は、政府系住宅金融機関(GSE)2社への政府支援が金融システムへの

一段のリスクとなり、住宅市場の低迷と信用危機が悪化する可能性を懸念している、との

見方があった。

 日本証券業協会が20日発表した7月の公社債投資家別売買状況によると、短期証券を

除いた公社債売買高で外国人投資家は1兆6848億円の買い越し。「超長期ゾーンを売

る代わりに中期ゾーンの債券を買うスティープニングトレードが相次いだ影響ではない

か」(国内証券)との指摘があり、信用不安を巻き込んだ取引が持ち込まれれば、利回り

曲線のスティープ化に拍車がかかりそうだ。

 景気後退が依然、強く意識されている。財務省が20日実施した5年利付国債(74回

債、表面利率1.0%)では、利回り設定が4カ月ぶりの低水準だったにもかかわらず、

入札の好不調を示す「テール」が2銭の開きにとどまった。「都銀は4―6月に売り越し

ており、買い遅れた向きも少なくない。潜在的な投資ニーズは強い」(外資系金融機関)

ことも国債利回りを下押しする要因になり得る。

 夏季休暇の影響で、利付国債の入札が通常より下旬に集中している。「来週以降も20

年物や2年物と発行ラッシュになるため、上値は重そう」(外資系証券)との指摘があり、

騰勢を強めるかどうかは微妙だ。参加者からは「需給が相場動向を支配している面があり、

利回り水準が日銀利下げを織り込む水準に達している中期ゾーンで売り物が出れば、相場

が急落する可能性がある」(別の外資系金融機関)との声も聞かれる。

 (ロイター・ニュース 山口 貴也記者)

(takaya.yamaguchi@thomsonreuters.com; 03-6441-1792; ロイターメッセージング

:takaya.yamaguchi.reuters.com@reuters.net)

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