再送:東京外為市場・正午=ドル108円前半、首相辞任手掛かりの円安続かず
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ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=R
正午現在 108.25/30 1.4570/75 157.75/82
午前9時現在 108.05/10 1.4580/85 157.55/66
前日LDN15時108.08/11 1.4588/92 157.80/90
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[東京 2日 ロイター] 午前のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点
とほぼ変わらず108円前半で取引されている。福田首相の辞任表明を受けて前日海外市
場では円が小幅に売られたが、その後の反応は限られた。多くの関係者は為替市場をめぐ
る情勢に大きな変化はないとの見方を示している。
前日海外市場では、福田首相の辞任表明を受けて円が小幅に売られた。ドル/円JPY=
は前日夕方につけた1カ月ぶり安値の107.62円から首相の記者会見後に一時
108.38円まで、ユーロ/円は同5カ月ぶり安値の157.55円から158.35
円まで上昇した。しかし朝方までに円は早くも反発。東京市場序盤の取引では一時、逆に
円高が進んだ。「首相辞任はほとんど手掛かりになっていない。就任時に期待感から円買
いになった訳でもなく、辞任で円売りになるほどのインパクトもない。話題にする関係者
も少ない」(外銀)といい、市場の反応は乏しいものとなった。
香港上海銀行(HSBC)の外国為替営業部長、花生浩介氏も首相辞任については「海
外勢は日本の政治が小泉元首相以降、改革路線にないことを織り込んでいる。首相が2代
続けて突然辞任しても、日本株が大きく売られるようなことはないだろう。そのため為替
への影響も限定的」と話している。
東京市場は前日の流れを引き継ぐ形で、ユーロ売りが先行した。NY市場が休場となっ
た前日、欧州連合(EU)首脳が緊急会議で、ロシア軍がグルジア紛争前の配置に撤退す
るまで、今月15日に予定されていたEU・ロシアの新パートナーシップ協定の交渉を延
期する方針で合意したことがきっかけ。ユーロは朝方に対ドルで1.46ドル前半から
1.4556ドルまで下落し7カ月ぶり安値を、対円で158円付近から157.12円
まで下落し、前日の安値を下回り5カ月ぶり安値をそれぞれ更新した。
英ポンドへの売りも続いた。ユーロ/英ポンドEURGBP=が朝方、オプションのポイン
トを狙った買い仕掛けが強まり、ロイターデータで0.8120ポンド付近から一時0.
8160ポンド付近まで上昇。前日の高値を上抜け、1999年のユーロ導入来高値を更
新した。ポンドの下げは他通貨にも波及し、ポンド/ドルGBP=D4は1.8000ドル付
近から1.7850ドルまで下落し、2年4カ月ぶり安値を更新。英ポンド/円
GBPJPY=Rも194円半ばから192円半ばまで下落し、5カ月半ぶり安値をそれぞれ更
新した。 英政府筋によると、ブラウン首相は2日、低迷している住宅市場てこ入れに向
け10億ポンド(18億ドル)の方策を発表する。英ファイナンシャルタイムズ紙は2日
付の電子版で、経済対策が財政ひっ迫から十分な新規融資を伴わず、実効性に乏しい見掛
け倒しの政策に終わるとする批評家の声を伝えている。
ドル/円は午前の取引で108.10円付近から108.54円まで上昇。国内大手投
資家の買いが入ったとの指摘が複数出ている。ドル/円の上昇につれてユーロ/円も
157.60円付近から158.27円まで上昇した。
ドル/円の上昇局面では、塩野義製薬(4507.T: 株価, ニュース, レポート)が1日、医薬品事業を手掛ける米サイエ
ル社SCRX.O(米ジョージア州)の完全子会社化を目指し、1株31ドルで株式公開買い
付け(TOB)を行うと発表したことで「買収に関連してドル/円に買いが入ったとの観
測が出た」(都銀)という。塩野義によると買収規模は14億2400万ドルで、TOB
は米国時間9月1日から10営業日以内に開始され、20営業日で終了する。
アジア市場の取引では、タイバーツTHB=の下げが目立った。タイバーツは1米ドル=
34.45バーツ付近へ下落し、9カ月ぶり安値圏で取引されている。反政府デモが続く
タイでは、サマック首相が2日、首都バンコクに非常事態宣言を発令した。バンコクでは
2日、政府支持派と反政府団体が衝突し、少なくとも1人が死亡。34人が負傷した。
タイでは5月にサマック政権退陣を要求するデモ活動が始まり、反政府グループはここ
1週間にわたって首相府を占拠している。市場では「非常事態宣言は投資意欲減退につな
がり、近い将来の経済成長にも悪影響を及ぼす。当然、バーツ相場にも否定的なセンチメ
ントが加わる」(別の外銀)として、35バーツ付近へバーツ安がさらに進む可能性を指
摘する声が出ている。
午後の取引では、豪中央銀行(RBA)の金利発表と声明文に関心が集まっている。豪
ドルAUD=D4は0.25%の利下げを織り込む形で下落が続いているが「原油価格の反落
でドル高が強まっているタイミングだけに、RBA声明がハト派に振れれば、豪ドルが一
段安となる可能性もある」(さらに別の外銀)という。豪ドルの下落が対円AUDJPY=Rで
も強まれば、前日に小幅に買い戻されたクロス円全般で再び円高圧力がかかりやすくなる
との超えも出ている。発表予定は日本時間の午後1時半。
現在のレートはAFX=、時系列のレートはJPNUTKYFXをご覧下さい。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
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