UPDATE1: 建設国債発行、できるだけ金額抑える=補正財源で伊吹財務相
[東京 2日 ロイター] 伊吹文明財務相は2日の閣議後の会見で、総合経済対策に伴って編成される補正予算の財源に関し、建設国債を発行しても金額はできるだけ抑制したいと語った。
伊吹財務相は、福田康夫首相の辞任が補正予算編成に与える影響について「新しい総理・総裁によって(対策に)自分の色を出したいということがあれば手直しをしなければいけない」としながらも、「国民が待っているものを党内的な理由で遅らせることは自公政権としてはない」と述べた。首相の辞任表明を受け、12日に予定されていた臨時国会の召集が後ずれすることは確実。伊吹財務相によると、自民党総裁選の日程は8日告示、20日頃の投票になる見通しで、野党の民主党も21日に代表選を控えており、補正予算審議は「早くて9月末」になると見られている。
対策に伴って編成される1兆8000億円の補正予算の財源については、2日の閣議で福田首相があらためて赤字国債を発行しない方針を表明。
2008年度予算の予備費や2007年度決算の剰余金では足りないとの指摘があることに対して伊吹財務相は「総理からの指示は、既存経費の節約と赤字国債を出さないこと」とした上で「建設国債の対象経費は8000億円から9000億円はあると思うが、それだけのものを建設国債で賄うつもりはない。建設国債を発行する場合も金額は抑える」と述べ、一定額を建設国債の発行で手当てする考えを示した。
また、伊吹財務相は、福田首相の辞任表明について「福田総理の心境は個人的にはわかっているつもりだ」としながら、1日夜に福田首相と電話で話し、「総理大臣として国を預かる立場にあり、立候補して総裁になった限りは、突然、総理・総裁の座を引くことの方が、国政に混乱をもたらすのではないか」と伝えたことを明らかにした。
(ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)
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