アジア通貨動向(2日)=堅調なドルに対し下げ幅拡大、当局は為替介入のもよう
[シンガポール 2日 ロイター] 2日午前のアジア通貨は、全般的に堅調な米ドルに対し、下げ幅を拡大している。市場筋によると、これを受けて、タイ、マレーシア、インドネシアの中央銀行は、自国通貨を支えるためドル売り介入を実施したもよう。
トレーダーは、タイ中銀によるドル売り介入でバーツが支援されるとの見方を示しているものの、タイバーツTHB=THは、国内の政局混迷にも圧迫され約0.6%下落、1年ぶり安値となる1米ドル=34.49バーツをつけた。
タイのサマック首相は2日、首都バンコクに非常事態宣言を発令し、政府支持派と反政府団体の衝突を受け、軍司令官をバンコクの治安維持担当に任命した。
バンコクのトレーダーは「サマック首相が衝突を食い止めるため、非常事態宣言を発令したことを受けて、米ドルは対バーツで上昇している」と指摘。「われわれは、当局の市場介入により、上昇ペースが減速すると予想している」と語った。
マレーシアリンギMYR=は0.6%安の1米ドル=3.4220リンギまで下げ、1年ぶりの安値水準をつけた。市場では、マレーシア中銀が自国通貨の下支えのため介入しているとの見方がある。
中銀による介入はインドネシアでもあったとみられている。
インドネシアルビアIDR=は2週間ぶりの安値水準となる1米ドル=9190ルピアに下落。
ジャカルタのトレーダーは「(介入の規模は)大きくない。中銀はドル高局面で積極的に介入する意味がないことを分かっていると思う」と述べた。
米ドルの主要通貨バスケットに対する動きを示すドル指数.DXYは8カ月ぶりの高水準をつけた。ハリケーン「グスタフ」による米エネルギー施設への被害が予想より小さい可能性があるとの見方から原油価格が急落したことが、支援材料となった。
*0244GMT(日本時間午前11時44分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4276
台湾ドル 31.698
韓国ウォン 1118.40
タイバーツ 34.44
フィリピンペソ 46.49
インドネシアルピア 9190.00
インドルピー 44.18
マレーシアリンギ 3.4205
人民元 6.8385
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