〔外為マーケットアイ〕ユーロ急落は対英ポンドでの売りがきっかけか、英中銀めぐるうわさで

2009年 01月 6日 08:32 JST
 
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〔外為マーケットアイ〕

 <08:30> ユーロ急落は対英ポンドでの売りがきっかけか、英中銀めぐるうわさで

 前日夕方から海外時間にかけての取引ではユーロが大きく下落。対ドルEUR=で半月ぶり安値の1.3546ドルまで400ポイント弱、対英ポンドEURGBP=D4でも半月ぶり安値となる0.92ポンド前半まで350ポイント弱の急落となった。

 複数の市場筋によると、下げのきっかけとなったのは対英ポンドでのユーロ売り。イングランド銀行(英中央銀行)が、利下げ予想が大勢の1月会合で金利を据え置く可能性があるとのうわさや、資産担保証券(ABS)の保証に踏み切るとの観測などを手掛かりに英ポンドが上昇。特に、1ユーロ=1英ポンドの大台を狙って英ポンド売りが目立っていた対ユーロで買い戻しが活発化した。ユーロ/英ポンド売り圧力はかなり強かったといい「中東勢など幅広い向きの売り」(邦銀)が、一段のユーロ売りを誘発するストップロスを次々に巻き込んだという。

 英ポンドに対するユーロ売りが強まると同時に、ユーロ売りが波及する形で、ユーロ/ドルも昨年12月からの下値抵抗線だった1.3840ドルを割り込んで大きく急落。テクニカル上のポイントをつけたことで「かなりまとまった(ユーロ売りを誘発する)ストップロスを巻き込んだ」(外銀)という。英テレグラフ紙が電子版で、ミラノ市が融資をめぐって欧州大手行の訴訟を検討していると伝えたことが、ユーロ売りの手掛かりになったとする声もある。

 ユーロ/ドルが急落したことで、ドル買いが波及してドル/円は一時93.59円まで上昇。1カ月ぶり高値をつけた。市場では「結果としてドルが幅広く上昇した形となっているが、ドルが主体の動きではない。昨年末からユーロ/英ポンドの大台乗せを狙って、かなりユーロ買い/英ポンド売りにポジションが傾いていた反動に過ぎない」(別の外銀)との声が出ている。

 ユーロは現在1.3620ドル付近、ドル/円は93.30円付近。

 <07:30> きょうの予想レンジはドル92.50―94.00円付近、上値には戻り売り

 きょうのドル/円JPY=の予想レンジは92.50―94.00円付近。ドルは前日海外で93.59円まで上昇、昨年12月8日以来1カ月ぶりの高値を更新したが市場では依然として「ドル安への恐怖感が根強い」(外銀)といい、上値では戻り売りが強まりやすい。最近の高値を上抜けてきたドル買いが短期的に勢いづく可能性もあるが「95円付近はテクニカル上の抵抗線。そこに近づくと売りが出やすい」(別の外銀)として一段の上昇は難しいとする声が相次いでいる。

 (東京 6日 ロイター)

 
 

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