〔金利マーケットアイ〕日銀調節で翌日物は安定、ターム物の供給オペに需要
銀は引き続き、先日付の資金供給を積極的に実施。国債買い現先オペ金利は前日分からほぼ横ばいだった。
ユーロ円3カ月金利先物は売りが先行。TIBORの高止まりから、金先は上値の重い地合いが続いている。財務省が発表した10月貿易統計が予想外の赤字となり「景気の腰折れが確認された」(国内金融機関)との見方が強まったことで、金先に買い戻しが入る場面もあった。
<10:50> 20年債表面利率は2.1%に決まる、入札前の相場上昇に警戒感も
財務省は20年利付国債(105回債、2028年9月20日償還)の入札を通告した。表面利率は2.1%に決まり、銘柄統合発行となる。インフレ懸念が後退する一方、「世界的なデフレ懸念の台頭」が利回り曲線のフラット化の連想につながり、入札自体は無難に通過するとの見方が多いようだ。市場には「月末の年限長期化需要も見込める」(国内証券)との指摘もあった。
参加者からは「前日引け時点では無難との見方が多かったが、入札前の相場上昇でややテールが流れる可能性が出てきた」(邦銀)との声も聞かれ、一部で入札を警戒する声がくすぶる。「結局は投資家動向が左右する。リオープンになったことで、各金融機関の保有状況によっては投資手控えムードが広がりかねない」との見方も出ている。
<10:41> 国債買い現先オペ金利が横ばい、発行日要因で需要も
日銀の国債買い現先オペの結果は、買入額2兆円(11月25─26日)の翌日物が案分レート0.400%、平均落札レート0.402%で前日からレートは横ばい。スタート日となる25日は短期国債の発行日であることから、レポ市場でもレートは手前に比べてやや高めに推移している。市場関係者によると先日付の取引は多くはないものの、20日、21日スタート分のGCレートが0.38%付近にあるのに対し、25日スタート分は出し手の希望レートが0.40─0.41%付近だという。
一方、2本の国債買い現先オペのうち、買入額1兆6000億円(11月25─12月2日)の分は案分0.420%、平均0.426%と前日分(案分0.430%)から小幅低下した。
<09:56> 対内債券投資が9週連続の売り越し、キャッシュ選好を反映
財務省が日発表した11月9日─15日の対外対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対内株式投資は5128億円の資本流出超、対外債券(中長期債)投資は2139億円の資本流出超、対内債券(中長期債)投資は898億円の資本流出超となった。対内債券投資の売り越しは9週連続。
株式、債券投資ともに売り越しとなったのはこの間、流動性が低下し投資家のキャッシュを求める動きが活発となっていたためだとみられている。国内勢、海外勢ともにリスク資産投資も債券投資も手控えていた。市場では「株式投資はまだ回復しないだろうが、債券投資については、緩やかながらも確実に金利は低下しているので、債券に資金が戻りやすくなってきている」(国内金融機関)との声が出ている。
<09:50> 国債先物が伸び悩み、買い一巡後は入札前で利益確定売り
国債先物が伸び悩み。中心限月12月限は取引開始直後に一時前日比51銭高の139円34銭に急伸したが、その後は139円08銭まで水準を下げた。朝方の買い一巡後は短期筋からいったん利益確定売りが出た。市場では「ポジションがショートに傾いている参加者は少ないとみられる。相場が高値圏に達したことで、20年債入札前に利益を確定する動きが出ているのではないか」(国内証券)という。
<09:35> 日銀即日オペ見送り、先日付で供給オペ総額4.2兆円を通告
日銀は午前9時20分の定例調節で、即日オペを見送った。この結果、当座預金残高は10兆4000億円、準備預金残高は7兆3000億円程度になる見込み。オペ見送り後の無担保コール翌日物の取引中心金利は0.30─0.305%とオペ前と変わらない水準で推移している。市場では「邦銀から0.30%付近での調達意欲が安定的に示されている。ただ、準備預金残高が前日よりも増えているため、調達が一巡する午後には、金利が弱含む可能性がある。前日同様に日銀は定例調節時間外でも機動的に資金を吸収してくるのではないか」(邦銀)との声が出ている。
日銀は午前9時半、総額3兆6000億円に上る2本建て国債買現先オペ(11月25日─11月26日、11月25日─12月2日)とCP買現先オペ6000億円(11月25日─1月5日)を通告した。
<09:10> 国債先物が大幅続伸でスタート、長期金利は一時1.430%
国債先物中心限月12月限は前日比47銭高の139円30銭と大幅続伸で寄り付いた。前日の米債市場で米金利が急低下した流れを引き継いで買いが先行。日経平均が下げ幅を広げていることも買い手掛かりとなった。
先物12月限は寄り付き直後に139円34銭と、10月8日以来の水準に上昇した。現物市場では中長期ゾーンを中心に堅調。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同3.5bp低い1.430%と10月9日以来、5年利付国債利回りも同3bp低い0.850%と10月31日以来の水準にそれぞれ低下した。
<08:40> 翌日物0.30─0.305%中心、朝方の即日オペ見送りか
無担保コール翌日物は0.30─0.305%を中心に取引されている。大手行は0.30%付近、一部地銀や証券、信託などは0.305%付近で調達意欲が示されており「たんたんと出合う状況」(国内金融機関)という。
準備預金残高は7兆3000億円程度と実質中立水準(5兆円弱)を大きく上回っている。市場では「日銀は、朝方の即日オペ見送って様子をみるのではないか。午後にかけて金利が弱含むようだと、機動的に資金を吸収してくるだろう」(国内金融機関)との見方が出ている。
<07:20> 日銀の調節で翌日物0.30%付近に誘導、ツイスト・オペ継続
無担保コール翌日物金利は、日銀の金融調節により誘導目標の0.30%に沿って推移する見通し。引き続き潤沢な準備預金残高が維持されつつ、午前は積み需要で翌日物レートは小じっかりとしそうだ。その後、取引が一巡して資金需要が弱まる局面では「ここ数日と同様に、金融機関の動向を注意深く見ながら、おそらく2回に分けて即日資金吸収を行うのではないか」(国内金融機関)との見方が多い。「先日付で大規模な資金供給をしつつ小まめに足元の資金を吸い取るという形式のツイスト・オペが当面続く」(同)とみられている。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は19日から1兆9000億円程度増加し10兆4000億円程度になる見込み。残り所要積立額は4兆7700億円。
(東京 20日 ロイター)
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