〔テクニカル分析〕日経平均・日経平均先物当限=21日現在
水野 文也記者
[東京 21日 ロイター] 日経平均.N225、日経平均先物当限JNIc1は、現物は
反落、先物は続落。現物・先物はいずれも上値・下値を切り下げる動きとなり、下値に対
する不安を感じさせている。
一方、移動平均線では、終値が5日線を下回り、短期的に弱さを示すパターン。当面は
近づいてきた25日線をキープできるか否かが注目点となりそうだ。
現物の足は、下ヒゲを伴う寄り付きが「坊主」の「中陰線」となった。新たに小マド
(8802円09銭─8813円72銭)を空けて下放れる動きとなり、ダウンサイド・
リスクを大きくしている。直近の高値もみあいにおいて下限値となる8日安値
(8556円75銭)や、下値支持線として意識される25日移動平均線
(8578円26銭=21日現在)を割り込んでいないため、なお強い基調は維持されて
いるものの、何度もトライして抜けなかった9000円前後の水準が重いと印象付けてい
ることが不安を感じさせよう。このままズルズル下げた場合、絵づらが「団子天井」のパ
ターンとなりそうなことも警戒感を高めるところだ。
今回の足は、典型的な「下影陰線」で下値抵抗力があることを示す。依然として終値が
上向きの25日平均線よりも上位にあるほか、高値もみあいから完全に下放れたとは言え
ないだけに、チャートが煮詰まった状態には変化はなく、今回の押しは下値を試したとみ
ることができよう。翌日以降、下ヒゲの先端にあたる今回の安値(8612円76銭)を
割り込まなければ、8000円台後半で形成するもみあいが続きそうな感触だ。ただ、フ
シとして強く意識されている9000円前後を抜くのは容易ではないため、下値に対して
粘りをみせる動きとなっても、目先は時価水準での値固めとなる可能性が高い。
他方、今回の安値を割り込むとともに、25日平均線をも下回って8500円以下の水
準まで沈んだ場合、形状は一気に悪化する。そうなった時は、10日の直近高値
(9068円80銭)で目先の天井形成と意識されるようになり、値幅、日柄のいずれか、
あるいは両方で調整することになりそうだ。
当面の下値メドとしては25日平均線。上値メドとしては10日高値が注目される。
[移動平均線]
・終値が5日線を割り込む。上向きの25日線を維持できるかどうかが注目される。
[一目均衡表]
・終値、遅行線がともに「雲」領域の上方で推移している。中期的に強気のパターンを継
続。終値が転換線を割り込み、警戒ムードが台頭している。
[オシレーター]
・RSIは4、9、14日が、反落。
・ストキャスティクスは、%K線が下落し、続伸した%D線を下回った。
[パラボリック]
・日経平均、同先物は、買いポジションを継続。
日経平均(買いポジション、4月6日転換)
日経平均先物当限(買いポジション、4月6日転換)
(ロイター日本語ニュース)
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