REITファンドの4月末純資産は前月比+22.2%、資金流入と海外相場の上昇で
[東京 11日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパ
ーによると、国内で販売されている上場REIT(不動産投資信託)ファンドの4月末の
純資産残高は前月末比22.2%増の約1兆1689億円となり、3カ月ぶりに1兆円台
を回復した。リッパーの推計によると、資金フローは6カ月連続で流入超となり、北米や
欧州など海外REIT相場の上昇も支えとなった。
4月は東証REIT指数が0.8%下落したものの、米REIT指数MSCI US
REIT Index.RMZが約31%上昇したほか、欧州の不動産関連証券指数FTSE EPRA/
NAREIT Europe Indexが約18%上昇し、海外のREITに投資するファンドが
恩恵を受けた。
5月8日付のリッパー・データ・リポートによると、追加型公募投信で上場REITの
みに投資しているREITファンドは前月と変わらずの125本で、設定額から解約額を
引いた資金流出入額は推計でプラス482億円となった。毎月分配型ファンドを中心に資
金が戻っており、純流入額は前月を上回った。
REITファンドは、株価との相関が低いとされ、リスクや資産を分散する商品として
07年前半まで人気を集めたが、その後は相場の下落や米サブプライムローン(信用度の
低い借り手向け住宅融資)問題の深刻化で解約が膨らんだ。しかし、ここ半年は利回りの
高さなどに着目した買いが増えつつある。
REITファンドの中で4月の純流入額が最大だったのは、前月と同様、日興アセット
マネジメントの「ラサール・グローバルREITファンド(毎月分配型)」
62004552JP.LPで約227億円。DIAMアセットマネジメントの「DIAMワールド・
リート・インカム・オープン(毎月決算コース)」62004576JP.LPが約59億円の流入
超で続いたほか、他の残高上位ファンドにも軒並み資金が流入した。
純資産残高が最大のREITファンドは、野村アセットマネジメントの「グローバルR
EITオープン」62004923JP.LPで4月末の残高は1555億円(前月は1298億円)
ただ、ピークをつけた07年5月の7700億円超からは約8割減少している。2位
はDIAMワールド・リート・インカム・オープン(毎月決算コース)の約1431億円
(同1130億円)。3位は野村アセットの「ノムラ日米REITファンド」
62004590JP.LPの約1036億円(同857億円)で3カ月ぶりに1000億円台を回復
した。
◎4月末のREITファンドの本数・残高は以下のとおり。(カッコ内は前月末)
全ファンド 125本(125本) 1兆1689億円( 9565億円)
うち日本型 46本( 46本) 2006億円( 2048億円)
リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:03-6441-1600)
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