6月末国内投資家保有のBRICs株投信残高は前月比+11.0%、2.5兆円超に
[東京 13日 ロイター] 国内投資家が保有するBRICs株関連ファンド(国内
籍)全体の6月末純資産残高は前月比11.0%増の2兆5521億6100万円とな
り、前月末の約2.3兆円から6月は2.5兆円超えとなった。資金フローは中国の8カ
月連続での流入超を筆頭に、5月時点で唯一資金フローがマイナスだったブラジルも流入
超に転じ、すべてのカテゴリーでプラスになった。BRICs諸国の株式市場は、中国市
場以外は頭の重い展開となったが、為替面で円が新興諸国通貨に対して若干弱含んだこと
や流入に弾みがついてきた資金フローが残高増に寄与した。
同残高は、トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーが集計した
BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)各国の株式に投資するファンド残高と
BRICs2カ国以上の株式に投資するファンド残高をロイターが合算した。
6月のBRICs株式市場は、中国の上海総合株価指数.SSECが前月比12.4%上
昇したのを筆頭に、ハンセン中国企業株(H株)指数.HSCEが同5.12%上昇、香港
ハンセン指数.HSIも同1.14%と上昇したが、一方でロシアのRTS指数.IRTSは
同9.2%下落したほか、ブラジルのボベスパ主要株価指数.BVSPも同3.26%下
落、インドのムンバイSENSEX指数.BSESNも同0.9%下落した。
複数の販売会社や運用会社関係者によると、BRICs諸国の株式市場は足元では軟調
に推移しているが、5月までの大幅な上昇や円高水準が継続していることで、個人マネー
の資金流入に弾みがついてきていた。「新興諸国の株式市場はボラティリティが高まって
いるが、一方で為替に推移してきていることもあり、この投資環境を投資家がどう判断す
るのかを注視したい」(国内証券)との声があった。比較的潤沢な資金フローから全体の
残高で2.5兆円超を記録した国内個人マネーのBRICs市場への投資だが、「資金
フローは足踏みになってしまうのか、(7月は)少しはペースが落ちても再び以前のよう
な活気が戻るのか、今後の資金フローについては見極めが難しい。戦々恐々としてみてい
る」(外資系投信)との声が聞かれた。
◎6月末BRICs関連ファンド(国内籍)の各残高は以下のとおり。
(カッコ内は前月残高)
・ブラジル株ファンド 3302億1800万円(3255億3700万円)
・ロシア・東欧株ファンド 1374億3000万円(1415億9300万円)
・インド株ファンド 7007億5700万円(6607億5700万円)
・中国株ファンド 1兆0019億7400万円(8189億3700万円)
・BRICs株ファンド 3817億8200万円(3630億4400万円)
*国内籍は追加型と単位型の合算、単位型は前月末データ
リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:0120-996-860)
までお問い合わせください。
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