定期分配型ファンドの6月末純資産は+1.8%の30兆円超え、資金フローは3カ月連続プラス

2009年 07月 13日 18:41 JST
 
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 [東京 13日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッ

パーによると、定期分配型ファンドの6月末純資産残高は前月末比1.8%増の

30兆5199億円となり、5カ月連続で増加した。高利回り債券ファンドの人気は依

然として根強く、資金フローは3カ月連続で流入超となった。

 「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JP.LPや「グローバル・ソブ

リン・オープン(毎月決算型)」62002137JP.LPなどの大型ファンドからの資金流出は

止まっていないが、今年に入り新規に設定された「野村新米国ハイ・イールド債券投信

(通貨選択型)」シリーズや、別の高利回り債や高金利通貨投信、リートファンドへの資

金流入が好調だった。

 7月のリッパー・データ・リポートによると、国内籍追加型公募投信で年4回以上分配

金を支払う定期分配型ファンドは6月末で前月比6本増の767本。リッパーの推計では

設定額から解約額を引いた純流出入額はプラス約1952億円。3カ月連続の流入超にな

ったほか、流入額は前月の約1202億円から更に拡大した。

 定期分配型の個別ファンドで純流入額が最大だったのは、野村アセットマネジメントが

5月に設定した「野村新米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配

型」62007044JP.LPで約1564億円(前月478億円)。2位は日興アセットマネジ

メントの「ラサール・グローバルREIT(毎月分配型)」62004552JP.LPで約356

億円(同217億円)。3位は野村アセットの「欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド

(豪ドルコース)」で約212億円だった。

 一方、純流出額が最大だったのは、前月同様に野村アセットの「マイストーリー分配型

(年6回)Bコース」で約475億円(前月約355億円)。同ファンドは18カ月連続

の流出超を記録した。2位は国際投信投資顧問のグロソブ(毎月決算型)で約412億円

(同約274億円)の流出超。残高で国内最大の同ファンドは9カ月連続の流出超となっ

た。3位は野村アセットの「野村新世界高金利通貨投信」62006346JP.LPで約257億

円(同約158億円)。同ファンドも12カ月連続の流出超となった。

 このほか、残高が1兆円を超えるピクテ投信投資顧問の「ピクテ・グローバル・インカ

ム株式ファンド(毎月分配型)」62004937JP.LPや大和証券投資信託委託の「ダイワグ

ローバル債券ファンド(毎月分配型)」62004375JP.LPも資金流出が止まらず、分配型

ファンドの残高上位10本中、9本が流出超となった。分配金の減少から資金流入が下火

になったといわれる外債ファンドだが、「超低金利が続き、株式相場もボラタイルな状況

が続く中では、安定した分配が見直されてきている」(大手証券)との指摘もある。

 

 定期分配型ファンドには、毎月分配型(年12回決算)、隔月分配型(年6回決算)、

3カ月毎分配型(年4回決算)があり、年金等を補完する退職後の資産運用商品としてニ

ーズが高い。しかし、07年夏に米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ロ

ーン)問題が深刻化して以降、世界的な金融危機を背景に個人の投資マインドが冷え込ん

だほか、株安や円高の進行で資産価値が目減りし、定期分配型ファンド全体の残高は、過

去最高を記録した07年10月の44兆1294億円に比べ3割以上縮小している。

 ◎6月末の定期分配型ファンド(単位型除く)の本数・残高は以下のとおり。

 (カッコ内は前月末)

 全ファンド   767本(761本) 30兆5199億円(29兆9727億円)

 ----------------------------------------------------------------------------

 毎月分配型   480本(475本) 25兆4971億円(24兆9435億円)

 隔月分配型    78本( 78本)  2兆4001億円( 2兆4306億円)

 3カ月毎分配型 209本(208本)  2兆6227億円( 2兆5985億円)

リッパー・データ・リポートに関してはリッパー・ジャパン(電話:0120-996-860)

までお問い合わせください。

 
 

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