UPDATE1: NY外為市場=ドルが対円で上昇、米銀決算への期待の高まりで
ドル/円 終値 92.98/99
始値 92.37/39
前営業日終値 92.48/52
ユーロ/ドル 終値 1.3979/80
始値 1.3970/72
前営業日終値 1.3930/36
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[ニューヨーク 13日 ロイター] 13日のニューヨーク外為市場では、ドルが対
円で一時5カ月ぶりの安値まで下げた後、上昇に転じた。銀行アナリストが米金融機関の
業績が予想ほど悪くならないとの見方を示したことで、米株価が上昇。ドルが買われる結
果となった。
ユーロは対ドルと対円で上昇。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が、年末に向け
たユーロ圏経済の経済成長見通しについてこれまでよりも若干楽観的な見方を示したこと
が後押しとなった。
銀行アナリストのメレディス・ホイットニー氏が、今週相次ぐ大手米銀の四半期決算の
内容が予想よりも堅調になるとの予測を示し、また米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の投
資判断を「買い」に引き上げたことで、米株価が上昇。これを受け、低リスク通貨とされ
てきた円が売られた。
スコティア・キャピタルのシニアストラテジスト、カミラ・サトン氏は「まだ越えなけ
ればならないハードルは残っているものの、決算に関してある程度の安心感が得られたた
め、取引の方向が変わった」と述べた。
ドル/円JPY=は為替電子取引システムのEBSで一時91.73円と、5カ月ぶりの
安値をつけた後、回復。取引終盤では92.92円と、前週10日から0.4%高となっ
ている。
日本では12日に実施された東京都議会議員選で自民党が大敗。これを受け麻生太郎首
相は13日、衆院を21日の週早々に解散し、8月30日に衆院選の投開票日を設定する
日程を決断したが、自民党は衆院選でも敗北するとの見方が出ている。
この日の取引ではこうした見方は米株価上昇の影に隠れる形となったが、ウェルズ・フ
ァーゴの外為部門を率いるニック・ベネンブローク氏は、8月末の衆院選を前に円相場が
「不安定な時期に入る可能性がある」と述べた。
ユーロ/円EURJPY=Rは0.8%高の129.92円。ユーロ/ドルEUR=は0.4%
高の1.3982ドル。
また、高金利通貨のオーストラリアドルAUDJPY=Rは一時対円で8週間ぶりの安値をつ
けた後、回復している。
外為市場ではここ数週間、米雇用統計などの経済統計が予想よりも悪かったことで、冷
や水を浴びせられる場面があった。これから相次ぐ決算発表の内容が予想よりも悪かった
場合、リスク回避の動きが再燃する可能性がある。
みずほコーポレート銀行(ニューヨーク)のシニア外為トレーダー、ヒデトシ・ヤナギ
ハラ氏は「経済状況と企業決算について、市場参加者の間では慎重な見方をする向きが増
えている。第3、第4・四半期に関しては悲観的な見方が高まっている」と指摘。こうし
た動きにともないリスク回避の動きが出て、ドル/円JPY=は90円に向け下落すると予
測した。
今週決算を発表する大手銀は、ゴールドマン・サックスの他、JPモルガン・チェース
(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)やシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)など。フォレックス・ドットコムのチーフストラテジスト、
ブライアン・ドラン氏は「一連の決算発表は前週から始まっているが、銀行決算の発表が
始まるこれからが本番だ」と述べ、「銀行が今回の金融危機の震源となったため、危機を
乗り越えたと宣言するには、銀行の収益性回復が必要となる」と述べた。
今週の外為市場ではまた、15日に公表予定の6月23─24日の米連邦公開市場委員
会(FOMC)議事録、14─15日の日銀政策委員会・金融政策決定会合が注目を集め
ている。
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