UPDATE2: 米中の貿易不均衡は持続不可能=ロック米商務長官
[北京 15日 ロイター] ロック米商務長官は15日、米中の貿易不均衡は持続不可能だとの認識を示した。
北京・上海を訪問する長官が、米商業会議所での講演原稿で述べた。
長官は、米中には温室効果ガスを削減する共同責任があるとも発言。
中国経済については、輸出主導型成長からのシフトや、為替相場の柔軟性向上、一段の市場開放が必要だとの認識も示した。
長官は今回の訪中で米国のクリーンエネルギー技術を売り込む方針。
長官は「全ての合意分野において、米国と中国の通商関係は進化する必要がある。対処が必要な懸念や深刻な構造的な問題がある」と指摘。「その主要なものは、2国間の貿易不均衡で、これは持続不可能だ。増加する中国の輸出を負債を抱えた米国人が消費するという状況に基づく成長は何年もの繁栄をもたらしたが、同時に現在の経済問題の種を植え付けた」との考えを示した。
長官はまた、オバマ大統領が、米中間の貿易不均衡の是正に努める考えであることを明らかにした。
中国が内需を刺激する策を講じていることを評価する一方、一段の改革で世界経済を一段と支援することが可能との見解を示した。「中国が為替相場の柔軟性を一段と高め、輸入や海外直接投資に国内市場を今以上に開放すれば、世界経済の回復支援につながる」との認識を示した。
長官はまた、温室効果ガスの削減で米国と中国が協力することが不可欠とし「二酸化炭素の排出量が最も大きい国として、米国と中国は行動を起こす特別の責務がある」との見方を示した。
その上で「エネルギー効率を高めクリーンエネルギー技術を普及させることは、気候変動による壊滅的な影響を避けながら成長し続ける唯一の方法」と強調した。
過去150年の温室効果ガスの大半は米国などの先進諸国が排出したが、そのことが、中国などの新興国が温室効果ガス削減の義務を免れることにはつながらないとの見方を示した。
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