再送:UPDATE2: クレジット市場動向=アコム<8572.T>SBに売り、CDS指数はタイト
*表組みを整えて再送しました。
<対国債スプレッド>
政保債(地方公)10年 5.5─6.0bp 銀行債(みずほ)5年 34─35bp
地方債(都債) 10年 10─10.5bp 電力債(東電)10年 15─16bp
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[東京 15日 ロイター] 一般債市場では、アコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8572=JFI>の国内普
通社債(SB)に売り気配が観測された。オファーは第48回債(償還2012年1月)
でLIBOR(ロンドン銀行間貸出金利)プラス330ベーシスポイント(bp)、第
50回債(償還2014年4月)でLIBORプラス350bp。銀行傘下という強みを
持っているため、買いが入ることを期待した投資家が売りを出したとの見方があった。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場は指数となるiTraxxJapa
nシリーズ11ITJJP5Y=GFは220bp、215bpと前日引け(230bp)に比べ
てタイトな水準で出合いを付けた。資金繰りが悪化している米金融サービスのCITグル
ープCIT.Nと当局の支援協議が継続していることを受けて、米国CDSがタイト化した
流れを引き継いだ。ただ新規材料待ちで積極的な取引が手控えられ、方向感が出にくい展
開となった。
アコムSBの売りについて、ある銀行系証券のアナリストは「消費者金融のSBを売り
たいと思っている投資家は多く、買いが入る銘柄からポートフォリオから外そうとしたの
ではないか」と指摘。遅くとも来年6月ごろには総量規制が施行される見通しで、総量規
制によってこれまで以上に借入れが困難になる人が増えるため、自己破産から過払い返還
請求増加という懸念がある。業界を取り巻く環境が厳しさを増すと見込まれるだけに、売
れる銘柄から売ろうと考える投資家がいてもおかしくないとの見方があった。
電力債の売りが連日出ている。オファーは東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9501=JFI>の第489回
債(償還2011年11月)、北陸電力(9505.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9505=JFI>の第260回債(償還
2020年5月)、九州電力(9508.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9508=JFI>の第394回債(償還2017年9月)
でそれぞれ国債流通利回りプラス17.5bp。
ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)<0#9984=JFI>は15日、期間3年、発行額300億円、利率
4.72%、発行価格100円、スプレッドLIBORプラス400bpでSBの発行条
件を決定した。格付けはBBB格(JCR)。主な販売先は信託、投信投資顧問、地銀、
信金、信組、その他法人などとなった。マーケットでは、BBB格を運用対象にできる投
資家がスプレッド400bpを納得して買ったとみている。当初の発行予定額から100
億円増額されたことからみて売れ行きは順調との見方が出ていた。
東京都<0#0100=JFI>と愛知県<0#0108=JFI>は15日、期間10年の地方債の発行条件を
決めた。東京都は発行額400億円、利率1.42%、応募者利回り1.429%、スプ
レッド第302回国債流通利回りプラス9bp(利回り曲線も9bp)、愛知県は200
億円、1.44%、1.443%、第302回国債プラス10.5bp程度(利回り曲線
は9.7bp程度)。東京都のスプレッドは前回債から1bpのタイト化。愛知県は10
日に期間10年で起債した横浜市<0#0154=JFI>と比較して利回り曲線ベースで1.5bp
程度タイトになった。東京都の売れ行きについて、マーケットではスプレッドが10bp
を割り込んだものの、定期購入する投資家からの予約が入っていたため、無理なく売れた
とみている。愛知県に関しては、タイト化への警戒から消化スピードは遅めとの見方が出
ていた。
既発地方債のオファーは、残存期間9年半の広島県<0#0109=JFI>で国債流通利回りプラ
ス12.4bp、残存期間1年8カ月の茨城県<0#0123=JFI>で国債プラス11.8bp、
残存期間3年5カ月の兵庫県<0#0106=JFI>で国債プラス18bpとなった。
<CDS市場は閑散、日本ソブリンが54bp>
CDS市場は閑散。シリーズ11は海外市場の流れを引き継いでタイト化したが「プロ
テクションを売りたい人と買いたい人が存在し、明確な方向感が出にくい展開」(邦銀)
となった。米ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が14日に発表した2009年第
2・四半期(4―6月)決算はトレーディング収入の大幅増が寄与して市場予想を大幅に
上回ったが、時価会計棚上げによる収益かさ上げ要因に加えて商業用不動産ローン評価損
の7億ドル計上など「決して楽観視できる内容ではない」(国内金融機関)との声が出て
いる。
また当局との支援策協議が続いている米CITグループが経営破たんに追い込まれた場
合、「商業用不動産ローン担保証券(CMBS)などクレジット市場に大きな悪影響が出
る可能性がある」(国内金融機関)ことも取引手控え要因となっている。
個別では日本ソブリンのドル建てが54bp、三井物産(8031.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8031=JFI>が80b
p、野村証券<0#8694=JFI>が165bp、大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)<0#8601=JFI>が
115bpで取引が観測された。「インデックスの動きを受けて、個別でもややタイト化
した」(邦銀)という。
<CPの発行総額は2100億円程度>
CPの発行総額は1900億円程度となった。発行レートは横ばい。a1+格のその他
金融が50億円(12月下旬期日、0.17%近辺)、a1格の食料品が240億円(7
月下旬期日、0.13%台半ば)、a1格の紙・パルプが170億円(9月中旬期日、
0.14%台後半)などの発行が観測された。
日銀は15日の金融政策決定会合でCP買い入れオペの期限を12月末まで延長するこ
とを決めた。市場では「きょうのCP市場では目立った反応は見られなかったが、オペ期
限を延長したことで16日以降、レートが低下する可能性がある」(邦銀)との見方があ
った。
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