10月の倒産件数は前年比‐11.7%、負債総額は同‐71.1%=商工リサーチ

2009年 11月 10日 13:26 JST
 
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 [東京 10日 ロイター] 東京商工リサーチが10日発表した10月の倒産月報では、全国企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年比11.7%減の1261件、負債総額は同71.1%減の2903億4300万円となった。上場企業の倒産はなかった。

 倒産件数は、3カ月連続で前年同月を下回った。地区別では、中部と四国を除く7地区で前年比減少となった。商工リサーチは、緊急保証制度や景気対策としての公共工事前倒し発注などが倒産抑制に働いたと見ている。

 負債総額は、7カ月連続で前年比減少。8月に次いで今年2番目に少なかった。前年同月に大和生命保険など負債100億円以上の倒産が12件あったが、これが2件にとどまったことから大幅減となった。

 資本金別では1000万円未満が前年比5.0%増の642件と増えた半面、1億円以上が同6割減の17件となり、資本規模の大きな企業の倒産減少が目立つ結果となったが、小規模企業では業績不振、低収益などにより企業体力が疲弊しており資金調達に苦慮していることがうかがわれる、としている。

 セクター別で倒産件数の比率が最も大きかったのは建設業の342件で、構成比27.12%を占めた。次いでサービス業の259件(同20.53%)、製造業の187件(同14.82%)の順となっている。不動産業は35件(同2.77%)で今年最小となった。産業別にみた前月比の倒産件数では、製造業が4カ月ぶり、建設業が3カ月ぶりに増加に転じるなどの変化が出ている。

 09年1─12月の見通しについて商工リサーチは、1─6月の増加に対し後半の沈静化で08年を若干上回る程度に落ち着くか、08年並みにとどまる可能性もあると分析している。

  

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