UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル89円後半、中国指標堅調でもリスクに慎重

2009年 11月 11日 16:19 JST
 
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       ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

午後3時現在 89.58/59  1.4987/88  134.25/33

正午現在   89.60/61  1.4996/97  134.36/42

午前9時現在 89.69/70  1.4990/93  134.45/49

NY17時現在 89.83/88  1.4982/88  134.62/67

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 [東京 11日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時か

ら小幅安の89円後半で推移している。きょう発表された10月の中国の指標が全般に堅

調だったがドルと円を売りきれず、下値の堅さから緩やかにドルと円が買い戻された。つ

れてドル/円も89円前半まで下落した。円買いについてはストップロスも効いた。しか

し、ストップロスで走った分、午後3時前後からはクロス円に買い戻しの動きが出てドル

/円に波及、急速に89円後半に切り返した。

 きょう最大の注目材料は10月の中国指標。鉱工業生産は前年比16.1%増と予想の

15.5%増を小幅上回り、小売売上高は前年比16.2%増と予想の15.8%を上回

った。1─10月の都市部固定資産投資は予想を小幅下回ったものの前年比33.1%

増。

 ドイツ証券シニア為替ストラテジスト、深谷幸司氏は「公共投資が反映される都市部固

定資産投資が予想を割れる一方、民需の反映である鉱工業生産や小売売上高が予想を上回

っており、これまでの政策効果が民間経済の自律的な回復につながっている姿がみてとれ

る。市場のリスクテークを支援する内容だ」とみている。

 これを受けて、豪ドル/米ドルは一時0.9323ドルまで上昇。年初来高値の

0.9330ドルに迫った。ユーロ/ドルも1.5015ドルをつけて年初来高値

(1.5064ドル)を射程に収めた。しかし、直後に反落。10月の人民元建て新規融

資は2530億元で、9月の5167億元から大幅に鈍化したことがきっかけで、豪ドル

は0.9288ドル、ユーロは1.4975ドルまで下落した。

 人民元建て新規融資については、事前に中国証券報が10月の国内銀行による人民元建

て新規貸出が3000億元を下回ったと報じており、ある程度相場に織り込まれていたこ

とからその後は下げピッチは弱まったものの、ドルと円が緩やかに買い戻される展開とな

った。

 ただ、大和総研で中国経済をウオッチするシニアエコノミスト、肖敏捷氏は「大型プロ

ジェクトなどへの融資はほぼ一巡しており資金ニーズは一服している。また、2008年

の融資額(4.91兆元)に対して1─10月の融資額はすでに9兆元近くに積みあがっ

ている。融資の伸び鈍化は景気の弱さを示すものではなく、2番底の可能性はない」とみ

ている。

 市場でも「中国指標全般が示唆する戦略はドル売り」(国内金融機関)との見方が多く

きょうのドルと円の買い戻しについては、相手通貨である豪ドルやユーロの高値警戒感

によるものとの声が多い。豪ドル/米ドル、ユーロ/ドルともこのところ、年初来高値の

手前で伸び悩む展開が続いており、上値の重さが意識されている。

 きょうも「豪ドルなど全般に上値が重かったために逆に売られたとみている。きょうの

米国市場が休場のためポジション調整も起きやすい。指標の事前観測で買って事実を確認

して売ったのだろう」(ソシエテジェネラル銀行外国為替本部長、斎藤裕司氏)との声が

聞かれた。

 「米企業の12月決算期末が近づきドルのリパトリが予想される。またドル売りを仕掛

けたのは米系の参加者のため、決算をにらんだドル売りポジション巻き戻しへの警戒もあ

る」(国内金融機関)との見方も出ている。

 円についてはストップロスも効いた。ドル/円は直近安値である89.60円にあった

ストップロスをつけて下げが加速、テクニカルポイントを割り込んだことで輸出企業もあ

わてて追随売りを出し、89.29円まで下落した。ユーロ/円でも134.15円と

134.00円付近にあったストップロスをつけて売られ133.80円まで下落したこ

とも、ドル/円の円買いを支援した。

 しかし、午後3時前後からはクロス円が急速に買い戻され、ユーロ/円は134円半ば

まで反発。つれてドル/円も89円後半に反発した。ドル/円、クロス円とも材料でなく

ストップロスで下落したため、反発も早い。「朝方には日本の機械受注が予想を上回った

ことを受けた円買いもみられたが、クロス円中心にこれに対する買い戻しが入った」(大

手銀行)という。

 ただ「ドル/円はこのところ、90円ばさみの動きが続いており、今回も90円に乗せ

ると上値は重くなりそうだ」(大手銀行)とする声が出ている。

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

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