東京外為市場・正午=ドル89円後半、豪雇用統計後に豪ドルが15カ月ぶりの高値更新

2009年 11月 12日 12:20 JST
 
記事を印刷する |

       ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

正午現在   89.84/88  1.5001/05  134.76/87

午前9時現在 89.93/96  1.4981/84  134.70/77

NY17時現在 89.84/89  1.4977/80  134.58/70

--------------------------------------------------------------------------------

 [東京 12日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点と

ほぼ変わらずの89円後半。ドル/円相場が動意薄だった一方で、予想外に強い内容の雇

用統計を受けて12月の追加利上げ期待が高まった豪ドルが15カ月ぶりの高値を更新し

た。商品市場では金が過去最高値を更新し、豪ドルなど資源国通貨の追い風となった。

 

 午前のドルは89.68―89.99円の狭いレンジでの取引。ユーロも1.4978

―1.5016ドルのレンジ内に収まった。他方、朝方0.90米ドル付近だった豪ドル

は雇用統計後に一気に0.9369米ドルまで駆け上がり、15カ月ぶりの高値を更新し

た。豪ドルは高値圏で利食いに押されたものの、騰勢は保っている。

 10月の豪就業者数は前月比2.45万人増となり予想中央値の1万人減を上回った、

失業率は5.8%だった。失業率は予想値と同じ。

 商品市場では金現物XAU=が1オンス1121ドルを上回り過去最高値を更新、米金先

物GCZ9も1オンス=1122ドルを超えて過去最高値を更新した。

<豪追加利上げ観測>

 

 市場では、豪中銀が12月に危機後3度目となる利上げを実施するとの思惑が一段と強

まってきた。「RBAは景気後退が以前に想定したほど厳しいものではないという証拠を

また一つ得た。追加的金融引き締めを実施する理由ももう一つできた。われわれは12月

に25ベーシスポイントの利上げというシナリオを持ち続ける」とナショナル・オースト

ラリア銀行チーフエコノミストのロブ・ヘンダーソン氏は語る。

 ただ、日米欧の非伝統的金融緩和を下地とする過剰流動性相場のなかでの豪ドル高には

警戒感もある。

 「日米欧がそろって金融緩和を推し進める現状では、たとえ豪州が第3、第4弾の利上

げを実施したとしても、高リターンを狙うマネーが、ますます豪州へ流入し、金融引き締

めの効果が相殺されてしまうだろう」と東海東京証券のチーフエコノミスト・斎藤満氏は

言う。

 「結果的にバブルがいっそう醸成される。これは豪州に限らず香港やシンガポールなど

のアジア諸国にも当てはまることだ」と斎藤氏は言う。

 「オーストラリア準備銀行(中央銀行)に今後、多くの懸念材料をもたらす結果だろう

。われわれは中銀が12月に利上げすると予測している。今回の雇用統計を踏まえると、

中銀が最近、生産能力の制約と賃金圧力に対して懸念を強めていることを示唆した点は正

しかったようだ。こうした懸念が2010年にかけてのカギとなるだろう」とJPモルガ

ンのエコノミスト、ヘレン・ケバンス氏は言う。

 

<財政バランス>

 

 このところの為替市場では「(日本の)財政バランスの悪化を材料に、国債先物売りと

円売りを仕掛ける短期筋が目立つ」(ファンド・マネージャー)という。

 実際に欧米証券大手や金融機関の顧客向けレポートでは、日本の財政赤字をトピックと

して取り上げるものが多い。一方、今朝発表された財務省のデータでは、外国勢が先物だ

けではなく、現物の円債も売り越していることが判明した。

 

 財務省が今朝発表した11月1日─11月7日の対外及び対内証券売買契約等の状況(

指定報告機関ベース)によると、対内債券(中長期の円債)投資は2156億円の資本流

出超(外国勢による売り超し)となった。

  外国勢は10月に4039億円、9月に1兆8703億円相当の円債を売り超してい

る。ただ、外国勢が円債投資をする場合、円の短期借り入れで円資金調達するケースが多

いとみられ、円債売りが直接的な円安要因とならない可能性がある。

<NZドル、ドル指数>

 NZドルNZD=は朝方発表された9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.2%

増となり、市場予想の0.4%増を下回ったことを受けて、0.7385米ドル付近まで

弱含んだ。自動車を除く小売売上高は前月比変わらずとなり、市場予想の0.4%増を下

回った。これらのデータはNZ中銀の「家計の消費は緩やかなテンポで上昇する」との見

通しに沿った内容だったものの、速いペースの景気回復を期待していた一部の市場関係者

の失望感を誘った。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは

前日海外市場の取引で74.774まで下落し、昨年8月以来15カ月ぶりの安値を更新

した。

 

 (ロイター日本語ニュース 森佳子)

( ロイターメッセージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoshiko.mori@thomsonreuters.com; 03-6441-1877)

 全スポットレート(ロイターデータ)FX= 

 アジアスポットレート(同)AFX=

 欧州スポットレート(同)EFX=

 クロス円レート(同)JPYX=

 クロス円の時系列レート(同)JPNUJPNXJPOAJPOD

 通貨オプションFXVOL

 スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)D4FX=

 スポットレート(RTFX)FX=RTFX

 スポットレート(日銀公表)TKYFX

 

 為替関連ニュース [FRX]

 外為市場リポート[JPY/J]

 外為マーケットアイ[JPY/JU]

 焦点・アングル・特集 [FRX-FES]

 クロスマーケットアイ[.JPCM]

 

 主要国の経済指標発表予定と予想一覧<0#JECON>

 主要国の政策金利一覧・中銀ニュース[BOX-CEN]

 きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY]

 

 速報ニュース[AA][AA-RS]

 財政・金融政策の当局者発言ニュース[RSS-PLCY]

 規制・監督関連ニュース[RSS-REGS]

 ファンド関連ニュース[RSS-FUND]

 欧州市場サマリー[NNJ/EU]

 NY市場サマリー[NNJ/NY]

 世界の主要株価指数

 

 外国為替・マネー総合メニュー<JPN/MONEY>

 
 

株価検索

会社名銘柄コード
 

ロイターオンライン調査

写真

欧州の監督当局は金融機関の報酬制限導入で足並みがそろっているが、その関連で注目されるのが、流動性規制に向けた動きだ。  ブログ 

  • 日本日本
  • アジア
  • 米国米国
  • 欧州
  • 東証1部 値上り率