UPDATE2: ファミリーM<8028.T>がam/pm買収で首都圏強化、14年度に30億円の利益貢献
*会見の内容を加えました。
[東京 13日 ロイター] コンビニエンスストア3位のファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)は13日、レックス・ホールディングス(東京都港区)が保有するコンビニエンスストアチェーン、エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm、東京都港区)の全株式と全貸付債権を取得し、子会社化すると発表した。実質的な取得価格は120億円となる。株式引き渡し期日は12月24日を予定、両社は2010年3月をメドに合併する。買収によって、am/pmが強い首都圏を中心に、一気に店舗網の拡充を図る。
<店舗名は「ファミリーマート」へ、250店舗強は閉鎖>
ファミリーMは、2010年3月にam/pmを吸収合併する予定。店舗名は「ファミリーマート」への一本化を進める。店舗改装と並行して店舗名の変更は2012年2月までに終え、am/pmの日商をファミリーMの水準まで引き上げる。
店舗改装やシステム投資、物流関連投資などに2年間で80億円を投資。店舗改装では、2012年2月期までにプロパーの店舗約600店の改装を計画している。一方、利益向上が見込めない250店舗強は閉鎖する。
2011年2月期は投資が先行するものの、2012年2月期には10億円、2014年2月期には30億円の利益貢献が期待できるという。am/pmの2008年12月期の営業総収入は333億円、営業利益は6億円、当期損益は16億円の赤字だった。
<東京でのシェアは31%>
ファミリーMの上田準二社長は会見で、am/pmについて「特に魅力なのは、首都圏でのドミナント」と指摘した。
ファミリーMの国内店舗数約7600店舗にam/pmの約1100店舗を加えると、業界第2位のローソン(2651.T: 株価, ニュース, レポート)の約9700店に迫る規模になる。早期に国内9000店舗体制を目指すという。
なかでも、東京では両社併せて1709店となり、シェアは31.6%で業界トップの店舗網となる。
店舗網の拡充とともに、商品や原材料の仕入れ、物流の統合、システム基盤など間接部門の共有化により、経営の効率化も進める。
<さらなるM&Aにも積極的姿勢>
上田社長は、今回の買収に際して、時間をかけて交渉し、米側に店舗名の変更を承諾させた。
am/pmについては、今年初めにローソンが買収について基本合意したものの、米エーエム・ピーエム・インターナショナルとの間で商標権をめぐって意見が合わず、白紙に戻った経緯がある。今回は「ブランド統合でも合意に達した。ブレイクするような付帯条項は付いていない」(上田社長)と、自信を示している。
今回の買収により、ファミリーMの31%の株式を保有する伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)を中心に、コンビニの協力関係が強まる可能性もある。伊藤忠は10月下旬にユニー(8270.T: 株価, ニュース, レポート)の発行済み株式の約3%を取得すると発表。ユニーはサークルKサンクス(3337.T: 株価, ニュース, レポート)株を約47%保有しており、ファミリーMとサークルKSの協力関係を進める方針を示している。サークルKSは約6200店舗あり、3社の協力が実現すれば、首位を走るセブン―イレブン・ジャパンを超えるコンビニグループになる可能性がある。
かねてから、業界再編は必要と語っていた上田社長は、今後のM&Aについて、「コンビニの再編はワンブランドが基本」という考え方をベースにして「話があれば積極的に進めたい」との姿勢を示した。
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(ロイターニュース 清水 律子記者)
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