〔外為マーケットアイ〕ドル一時90.97円まで上昇、渡辺元財務官発言は手掛かりにならず
〔外為マーケットアイ〕
<19:10> ドル一時90.97円まで上昇、渡辺元財務官発言は手掛かりにならず
夕方の取引ではドルが一時90.97円まで上昇。ユーロが134.25円まで買われるなど円が下落した。「今夜のFOMC声明がハト派に振れるとの観測からドル売りが進み、結果としてクロス円の買いにつながっている」(邦銀)という。
渡辺博史元財務官(国際協力銀行経営責任者)はロイターとのインタビューで、米ドルの地位が峠を過ぎたことは間違いないが、他の通貨が代替できる状況でないとの認識を示した。今年後半のドル/円は90円前後か90―95円付近の推移を見込んでいるという。市場で目立った反応はなかった。
<15:12> ドル90.35円付近、出光興産(5019.T: 株価, ニュース, レポート)の為替前提レートは90円
出光興産(5019.T: 株価, ニュース, レポート)は、きょうの2010年3月期業績予想の修正にあたり、為替の前提レートをこれまでの99.6円から93.2円に引き下げた。このうち、11─3月については90円に設定している。
輸入企業である石油元売りの決算発表が進んでおり、すでに発表したなかでは、7─9月期の前提レートを96.2円としていた新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)が、下期の前提レートについては90円に、7─9月期を95円としていた新日鉱ホールディングス(5016.T: 株価, ニュース, レポート)が下期については90円に引き下げている。
<14:30> 10月米雇用統計は強含みとの観測、きょうのADP全米雇用報告に関心
市場では、米労働省が6日に発表する10月米雇用統計が強含みになる可能性が出てきたとする声が上がっている。2日に米供給管理協会(ISM)が発表した10月製造業部門指数のうち、雇用指数が53.1と昨年7月以来の50超えとなり、06年4月以来の高水準を記録したため。きょうオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)子会社が発表する10月ADP全米雇用報告が続いて強含みとなれば、「米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を上回る可能性も出てくる」(外銀)という。ADP民間部門雇用者数の事前予想は19万人の減少。
ロイターが3日にまとめた10月雇用統計・非農業部門雇用者数の市場予想は、エコノミスト76人の予想中央値で17万5000人の減少。失業率は9.9%と前月の9.8%を上回り26年ぶりの高水準に上昇する見通し。
ドルは90.30円付近、ユーロは133.03円付近。午後に入って目立った値動きはない。
<13:24> 日本の政府債務残高はGDP比245%に拡大へ、円相場のリスク要因との声
国際通貨基金(IMF)が3日に公表した世界の財政見通しに関する報告書によると、日本の政府債務残高の国内総生産(GDP)比は2014年時点で245.6%。前回調査の7月から6.4ポイント悪化した。主要20カ国(G20)の先進国の平均118.4%を大きく上回り、主要国で最高を記録した。
日本国債は他の主要国に比べて海外投資家の保有比率が低いこと、ロイターが10月下旬に実施した聞き取り調査で国内主要生保が日本国債を中心とする運用を継続する姿勢を見せたことなどから、外為市場では円金利や日本国債の格付けに大きな影響を及ぼすわけではないとの見方が大勢。だが「目先的な円安要因とは言えないが、長期的な円のリスク要因」(外銀)とする声が上がっている。
IMFはリポートで、日本の政府債務残高はGDP比で、金融危機前に当たる07年の187.7%から09年に218.6%、10年に227.0%に拡大すると予想。G20の先進国の平均は07年が78.2%、09年が98.9%、10年が106.7%だった。日本に続いてGDP対比の債務が大きくなったイタリアの14年見通しは128.5%。米は108.2%、英国は98.3%となった。
<11:54> 豪12月利上げの確率は五分に低下、中銀総裁発言・金融政策報告に関心
豪ドル/米ドルAUD=D4は0.90ドル付近で一進一退。朝方に発表された9月小売売上高は予想外のマイナスとなったものの、同時に統計局が発表した9月住宅着工許可件数が前月比2.7%増と事前予想の2.5%を小幅に上回ったことなどから、下げは限られている。市場筋によると、豪金利先物市場<0#YIB:>が織り込む12月利上げの確率は、この日の取引で5割程度へ小幅低下。市場では、日本時間5日夕方に予定されているスティーブンス・オーストラリア準備銀行(中央銀行)の講演内容や6日に中銀が公表する金融政策報告書から「次回利上げのヒントを得たい」(外銀)との声が上がっている。
豪中銀は3日、市場予想通り政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを0.25%引き上げて3.5%とした。スティーブンス総裁が声明で、理事会は「景気見通しがかなり悪かった時期に導入した刺激措置を段階的に(gradually)解除することが賢明と考えている」としたことで、前日の取引では「市場予想ほどタカ派ではなかった」(別の外銀)との見方から、豪ドルが下落した。
豪中銀によると、次回理事会は12月1日の予定。来年は2月2日が初回となる。
<11:10>ドル90円前半、ファンド勢も動意薄
ドル/円は90.20円付近。このところ活発に動いていたファンド勢もこの日は動意薄だという。「ファンド勢は15日前後が年末の約45日前ということで、もう1ラウンド程度は利食いのフローが出るかもしれないが、きょうは静か」(邦銀)との指摘がある。
ドル/円については手掛かり材料難から方向感に乏しい値動きになっているが、金現物XAU=は引き続き過去最高値圏にあり、この日いったんは下押しした豪ドル等の資源国通貨の下支え材料とみなされている。
<10:35>ユーロ132円後半、輸出筋は売りターゲットを下方修正か
ユーロは132.80円付近で方向感に乏しい。前週末から週初にかけてクロス円が急落した流れを受け、輸出業者の間ではユーロ売りの目標水準を137円付近から135円付近いに切り下げる動きがみられるという。「(輸出勢にユーロ売りの)焦燥感はないが、下値警戒感もあり、目先のものは確実に手当てするスタンスのようだ」(信託銀)との指摘もある。
チャート上では、当面の下値抵抗線が131.20円付近に存在し、この水準を割り込めば、いったんは129円付近がサポートになるという。
<09:50>豪ドル下落、小売売上高の予想外の減少受け
豪ドルは0.8990米ドル付近で一時0.8958米ドルまで下落した。対円では81円付近。オーストラリア統計局が4日発表した9月の小売売上高は、季節調整済みで前月比0.2%減少し、197億2000万豪ドルとなった。 減少は予想外だったことで、豪ドルが全般的に軟化した。。ロイター調査によるエコノミスト予想の中央値は前月比0.4%増だった。
<09:06>ドル90円前半、FOMC控え様子見ムード広がる
午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準の90円前半。市場では米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見ムードが広がり、短期筋もポジションを傾けづらい状況だという。
米アナリストらによると、米経済は過去70年で最悪となったリセッションから回復しつつあるものの、住宅・銀行分野の状況はまだ脆弱で、失業率も高水準であることから、連邦準備理事会(FRB)が超金融緩和策から脱却することはリスクが高い。市場の関心は、FOMCの声明が景気回復を反映して微調整され、非伝統的金融緩和からの出口の時期を何らかの形で表現するか否かに集中している。
午前9時時点のクロスレートは、英ポンド/円GBPJPY=Rが148.48/53円、
豪ドル/円AUDJPY=Rが81.73/77円、NZドル/円NZDJPY=Rは65.28/
38円付近。
<08:35>ドル90円前半で小動き、ユーロは1.47ドル前半
ドル/円は90.40円付近、前日対ドルで1カ月ぶりの安値となる1.4626ドルをつけたユーロは1.4730ドル付近で方向感に乏しい。前日の欧州時間にはUBS (UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)の決算に失望感が広がったほか、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)とロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)が英政府による追加出資と資産売却計画を発表し、これをきっかけに高金利通貨売り/ドル買いが広がった。
「きょうの東京では米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてポジションを傾けづらい。出口戦略になんらかの言及があるのかが焦点」(外為アナリスト)という。
<07:50> きょうの予想レンジはドル89.90―90.70円、FOMC控え様子見
きょうのドル/円JPY=の予想レンジは89.90―90.70円。ユーロ/ドルは1.4670―1.4770ドル、ユーロ/円は132.20―133.40円。きょうは米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え様子見気分が強まっている。前日は金価格が過去最高値を更新し、原油価格も上昇したことがユーロの反発につながったことから、「ドルキャリーが依然続いているとの印象が強く、ドル安の流れは変わっていない」(外為アナリスト)との声が聞かれる。
(東京 4日 ロイター)
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