UPDATE1: 景気回復まで刺激策維持、地域経済統合を加速へ=APEC首脳宣言
[シンガポール 15日 ロイター] シンガポールで開かれていたアジア太平洋経済
協力会議(APEC)首脳会議は15日、持続的な景気回復が確保されるまで景気刺激策
を維持することなどを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。
また、宣言には、世界貿易機関(WTO)の新多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)を
2010年中に妥結させることを目指すとともに、「あらゆる形態の保護主義を拒否」
すると明記。地域経済統合加速に向け、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想実現
の基礎作業を継続することも盛り込まれた。
一方、草案からは「市場主導の為替相場」に関する言及が削除されたほか、温室効果
ガスの排出量削減では数値目標が削られた。
●首脳宣言の骨子は以下の通り。
・持続的な経済回復が確保されるまで、経済刺激策を継続。
・均衡ある成長を支援し、社会全体に成長の恩恵を広げ、環境を維持するための長期的
な成長戦略を策定。
・グローバルな繁栄と成長の持続性を高めるため、経常収支の持続性と開かれた貿易と
投資を推進。信用および資産価格の循環が不安定要因となることを防ぐマクロ健全性・
規制政策に取り組む。
・気候変動の脅威に取り組み、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の目的、規定および
原則の下でコペンハーゲンでの野心的な成果に向けて努力するとのコミットメントを
再確認。
・あらゆる形態の保護主義を断固として拒否。
・2010年内の野心的かつバランスのとれたドーハ開発アジェンダ(ODA)交渉の
妥結。
・アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想に向けた基礎作業を継続。2010年内
にFTAAP実現のための道筋を探求するよう、事務レベルに指示。
・貿易自由化、ビジネス環境改善および域内での供給網の連携について、総合的なアプ
ローチをとり、地域経済統合を加速。
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