UPDATE2: 富士火災<8763.T>が米チャーティスグループに約135億円の第三者割当増資、規制対応で財務強化
*会見内容などを追加しました。
[東京 21日 ロイター] 富士火災海上保険8763.Tは21日、筆頭株主であるアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の損保部門、米チャーティスグループを引受先とする第三者割当増資により約135億円を調達すると発表した。保険会社の支払余力を示すソルベンシーマージン(SM)比率規制の見直しを踏まえ、財務体質を強化する必要があると判断した。これによりチャーティスグループの持株比率は41.55%から54.65%に増える。
1株当たり86円で約1億5700万株を発行する。発行期日は3月19日。希薄化の割合は28.8%となるが、東証ルールに基づいて対応しているほか、経営基盤の強化やチャーティスとの連携が企業価値向上につながるとして「合理的な水準」と説明している。
会見した富士火災の近藤章社長は、増資の目的を「財務面の安定性強化」と説明した。09年9月末に534.4%だった同社のSM比率を、リスク計測を厳格化する新基準で試算すると、求められる規制値の200%は上回るものの、428.2%に低下する。このため、同業他社に比べ「見劣りする」(近藤社長)と判断。財務を強化することにした。今回の増資計画分を上乗せすれば、新基準でもSM比率は460%を上回る見込みという。
近藤社長は「株式市場がどう動こうと問題ない財務体質つくらないといけない」とも述べ、調達する資金はリスク性の低い金融資産の運用に充てるとの考えを示した。
富士火災とAIGグループは2000年に包括的業務提携を結び、08年にはAIGが41.55%を保有する筆頭株主になっていた。
記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
(ロイターニュース 平田紀之)
© Thomson Reuters 2012 All rights reserved.


ソーシャルメディア特集
欧州債務危機
拡大する反政府デモ