東京外為市場・正午=ドル88円後半で堅調、ユーロは2カ月ぶりの高値圏
ドル/円JPY= ユーロ/ドルEUR= ユーロ/円EURJPY=
正午現在 88.87/90 1.2723/27 113.08/13
午前9時現在 88.81/83 1.2719/21 112.96/99
NY17時現在 88.68/71 1.2722/28 112.88/93
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[東京 14日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点に
比べ小幅ドル高の88円後半。日米欧の株高でリスク選好ムードが広がるなか、ユーロは
2カ月ぶりの高値圏、ユーロ/円も3週間半ぶりの113円前半となっている。
前日の欧米株高に加え、日経平均を含むアジア株高を受け、リスクオンの流れが続いて
いる。株高の背景として、ギリシャの短期国債入札が無難な結果となったことや、欧州銀
行のストレステスト(健全性審査)の暫定結果でテスト対象となったドイツの14行がい
ずれも無事に通過する見通しとなったことなどがあがっている。
ユーロ/円は一時113.29円と3週間半ぶりの高値をつけ、ユーロ/ドルも一時
1.2734ドル付近まで上昇した。
ドル/円は一時89.12円まで上値を伸ばしたが、89円台での滞空時間は短く、
88円後半を中心とする値動きに終始したが、下値余地は限定的だという。
前日の海外市場では、アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)の好決算等を受けた株高で、米国債価格が下落
(利回りは上昇)し、ドル/円の買い戻しを誘発した。米長期金利が上昇したことを受け、
「デリバティブ中心のファンドから、ドル/円、豪ドル/円など買い戻しがみられた」
(ファンドマネージャー)という。
アルコア、インテルINTC.0と好決算が続く米企業だが、今週からはじまる米金融機関
の決算に対する懸念も浮上している。「4─6月期は半導体や周辺産業が世界的に好調だ
ったので、グーグルも好決算となるだろう。だが、これから発表される米金融機関の決算
は弱い結果を予想する。米企業の好決算がけん引する株高や、株高を受けたユーロ高もそ
う長くは続かないだろう」(信託銀)との声も聞かれる。
米連邦準備理事会(FRB)が13日に発表した、証券を担保とした融資や店頭(OT
C)デリバティブ市場の状況に関する新たな四半期調査によると、ヘッジファンドやプラ
イベート・エクイティー(PE)など一部の借り手に対する大手金融機関の与信状況は過
去3カ月間で緩和した。 同調査は一部参加者の間で話題を呼んだ。
<欧州銀行のストレステスト>
この日ユーロは2カ月ぶりの高値水準となったが、市場では、欧州銀行のストレステス
ト(健全性審査)はユーロ売り材料としての存在感が薄れたとの声が上がっている。
「ストレステストに関しては、当初予定から大幅に対象行を拡大し、ドイツでは州立銀
行も含め、自己資本不足と判断された金融機関には段階的資本増強のフレームワークを整
えているもようだ。このため潜在的なユーロ売り材料としての存在感は薄れている」と三
菱UFJモルガンスタンレー証券投資情報部・シニア投資ストラテジストの服部隆夫氏は
指摘する。
ストレステストを無事通過する見通しになったドイツの14行の中には州立銀行も含ま
れるという。関係筋によると、ドイツの銀行の中で中核的自己資本比率(Tier1)が
6%を下回っていた銀行はなかったとしている。
「ユーロ売りは峠を越えた感触がある。1.27ドル台は行き過ぎかもしれないが、
1.2ドル台前半は購買力平価でみても穏当な水準だ」と服部氏は言う。
(ロイター 森佳子記者)
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