東京外為市場・正午=ドル88円後半で堅調、ユーロは2カ月ぶりの高値圏

2010年 07月 14日 12:20 JST
 
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       ドル/円JPY=   ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

正午現在   88.87/90  1.2723/27  113.08/13

午前9時現在 88.81/83  1.2719/21  112.96/99

NY17時現在 88.68/71  1.2722/28  112.88/93

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 [東京 14日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点に

比べ小幅ドル高の88円後半。日米欧の株高でリスク選好ムードが広がるなか、ユーロは

2カ月ぶりの高値圏、ユーロ/円も3週間半ぶりの113円前半となっている。

 前日の欧米株高に加え、日経平均を含むアジア株高を受け、リスクオンの流れが続いて

いる。株高の背景として、ギリシャの短期国債入札が無難な結果となったことや、欧州銀

行のストレステスト(健全性審査)の暫定結果でテスト対象となったドイツの14行がい

ずれも無事に通過する見通しとなったことなどがあがっている。

 

 ユーロ/円は一時113.29円と3週間半ぶりの高値をつけ、ユーロ/ドルも一時

1.2734ドル付近まで上昇した。

 ドル/円は一時89.12円まで上値を伸ばしたが、89円台での滞空時間は短く、

88円後半を中心とする値動きに終始したが、下値余地は限定的だという。

 前日の海外市場では、アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)の好決算等を受けた株高で、米国債価格が下落

(利回りは上昇)し、ドル/円の買い戻しを誘発した。米長期金利が上昇したことを受け、

「デリバティブ中心のファンドから、ドル/円、豪ドル/円など買い戻しがみられた」

(ファンドマネージャー)という。

  

 アルコア、インテルINTC.0と好決算が続く米企業だが、今週からはじまる米金融機関

の決算に対する懸念も浮上している。「4─6月期は半導体や周辺産業が世界的に好調だ

ったので、グーグルも好決算となるだろう。だが、これから発表される米金融機関の決算

は弱い結果を予想する。米企業の好決算がけん引する株高や、株高を受けたユーロ高もそ

う長くは続かないだろう」(信託銀)との声も聞かれる。

 米連邦準備理事会(FRB)が13日に発表した、証券を担保とした融資や店頭(OT

C)デリバティブ市場の状況に関する新たな四半期調査によると、ヘッジファンドやプラ

イベート・エクイティー(PE)など一部の借り手に対する大手金融機関の与信状況は過

去3カ月間で緩和した。 同調査は一部参加者の間で話題を呼んだ。

 <欧州銀行のストレステスト>

 この日ユーロは2カ月ぶりの高値水準となったが、市場では、欧州銀行のストレステス

ト(健全性審査)はユーロ売り材料としての存在感が薄れたとの声が上がっている。

 「ストレステストに関しては、当初予定から大幅に対象行を拡大し、ドイツでは州立銀

行も含め、自己資本不足と判断された金融機関には段階的資本増強のフレームワークを整

えているもようだ。このため潜在的なユーロ売り材料としての存在感は薄れている」と三

菱UFJモルガンスタンレー証券投資情報部・シニア投資ストラテジストの服部隆夫氏は

指摘する。

 ストレステストを無事通過する見通しになったドイツの14行の中には州立銀行も含ま

れるという。関係筋によると、ドイツの銀行の中で中核的自己資本比率(Tier1)が

6%を下回っていた銀行はなかったとしている。

 「ユーロ売りは峠を越えた感触がある。1.27ドル台は行き過ぎかもしれないが、

1.2ドル台前半は購買力平価でみても穏当な水準だ」と服部氏は言う。

  

 (ロイター 森佳子記者)

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