来週のクレジット市場=一般債にポートフォリオ組み入れ額調整の売買交錯、CDSワイド化
<対国債スプレッド>
政保債(公営)10年 9.0─9.5bp 銀行債(みずほ)5年 35─37bp
地方債(都債)10年 12.0─13bp 電力債(東電)10年 21─22bp
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[東京 7日 ロイター] 来週のクレジット市場では、一般債にポートフォリオの組
み入れ額の調整を目的とした投資家の売買が交錯する見通し。クレジット・デフォルト・
スワップ(CDS)市場では、連日最高値を更新しているiTraxxJapanシリー
ズ8JPMCDS01のプレミアムが、どこまで拡大するかが焦点。マーケットでは、米金融機
関の破たんが今後起き始めることを意識した上で、内外ともに信用収縮に対する懸念が
一段と強まっているだけに、来週も強いワイドニング圧力がかかる見通し。
投資家は、これまで2007年度の運用計画の達成に向けて一般債を積極的に買ってき
たが、来週はポジションを調整する売りも厚めに出す方向にある。投資家の動向について
ある国内証券のクレジットアナリストは「売りは利益を確定させるもので、スプレッドの
タイト化のスピードが一時的に緩む」とみている。
マーケットでは、長期金利の推移と需要を見極める上で、11日に実施される5年利付
国債入札結果、内閣府が10日に発表する1月機械受注統計の数値に注目している。
新発債では、12日に大阪府<0#0104=JFI>(期間5年、発行予定額200億円)、14
日に東京都<0#0100=JFI>(10年、300億円)などが地方債の発行条件を決める予定。
大阪市<0#0150=JFI>(5年、100億円程度)も起債する可能性がある。
独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(高速道路機構)<0#0905=JFI>(期間
20年、発行予定額250億円)が10日に入札方式で政府保証債を起債する方向。
CDS市場では、米景気後退(リセッション)入りが懸念される局面で、信用収縮に対
する警戒がマーケットに広がりつつあることから、ワイドニング圧力がこれまで以上に強
まる見通し。日本企業の業績悪化への懸念は、ドル安/円高進行を背景とした輸出関連企
業だけにとどまらず、資源・エネルギー価格の上昇でコスト負担が増している製造業にも
及んでおり、信用リスク回避の動きは収まりそうにない。
指標となるiTraxxJapanシリーズ8のプレミアムは、米国市場に連動して7
日に171ベーシスポイント(bp)まで急上昇し、最高値を更新した。「米国市場で追
加担保要求が発生したヘッジファンドの破たん観測や、米金融保証会社、住宅ローン会社
の相次ぐ格下げはマーケットに信用収縮への不安感をもたらした。来週も日本市場は、米
国市場で出た材料に敏感に反応しよう」(外資系証券)との見方が出ていた。
セクター別では、輸出関連や製造業に加え、損失拡大が懸念される証券化商品を保有す
る金融機関、ローンや社債などの負債残高の多い不動産や建設業の動向が注目される。
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