来週のクレジット市場=投資家運用対象の一般債厳しく選別、CDSプレミアム低下基調

2008年 04月 18日 20:43 JST
 
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<対国債スプレッド>

政保債(公営)10年 11.5─12bp  銀行債(みずほ)5年 41─42bp

地方債(都債)10年 17.0─18bp  電力債(東電)10年 26─27bp

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 [東京 18日 ロイター] 来週のクレジット市場では、投資家は、来週から本格化

する企業の2008年3月期決算の発表を慎重に分析したうえで、運用対象とする一般債

の選別を厳しく行ってくる見通し。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場は、

タイト化の材料がやや優位となり、プレミアムは低下基調となる可能性がある。米金融機

関のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)に関連する評価損が、あ

る程度予測できるようになったことで信用不安が後退しつつあるため、クレジットリスク

を回避する取引の勢いは弱まろう。

 来週は、企業の3月期決算の発表が本格化するため、業績を慎重に見極める取引が見込

まれる。日本の景気が踊り場をむかえ、業績見通しを下方修正する企業が増えつつある。

信用力の高い政地債、格付けの高い国内普通社債(SB)には継続して運用資金が流入す

るとみられているが、低格付け、業績が悪化した企業には売り圧力が強まる可能性がある。

「今週、新発債の募集が相次ぎマーケットに供給過剰感が出ていることも気がかりで、

スプレッドのタイト化は進みにくい」(国内証券)との見方が出ている。 

 来週の金利推移を見通すうえで、22日に実施される20年利付国債の入札結果、総務

省が25日に発表する3月の全国消費者物価指数(CPI)の数値が注目される。

 CDS市場は、来週もタイト化の材料とワイド化の材料が交錯する局面が続く見通しで、

プレミアムの変動率が高くなる神経質な展開が予測される。ただ、マーケットでは、米

金融機関の評価損がある程度予測できるようになったことで、信用不安の最悪期は脱した

との見方が増えている。「来週は、タイト化の材料に反応しやすくなろう」(外資系証券)

との見方が出ていた。

 指標となるiTraxxJapanシリーズ9JPMCDS01のプレミアムは18日、

100ベーシスポイント(bp)を割り、タイト化が進んだ。マーケットでは、大幅なタ

イト化はないが、徐々にプレミアムは低下するとみている。プロテクションの取引につい

て、ある国内証券のシニアアナリストは「信用不安の後退からクレジットリスクを回避す

るプロテクションの買いの勢いは弱まろう」とみている。

 来週も米金融機関の第1・四半期決算の内容を確認することになる。21日には、米バ

ンク・オブ・アメリカ・コーポレーション(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)<0#1237=JFI>が決算発表を予定してい

る。

 セクター別では、証券化商品の追加損失がさらに増える可能性がある金融機関、米景気

後退への懸念が強く残る中、為替相場に業績が左右される輸出関連企業の動きが引き続き

注目される。

 
 

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