来週のクレジット市場=一般債の取引量は低水準、CDSはタイト化鮮明

2008年 04月 25日 20:21 JST
 
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<対国債スプレッド>

政保債(公営)10年 11.5─12bp  銀行債(みずほ)5年 40─41bp

地方債(都債)10年 17.0─18bp  電力債(東電)10年 26─27bp

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 [東京 25日 ロイター] 来週のクレジット市場では、大型連休がスタートし、週

を通じて市場参加者が少なくなるため、一般債の取引量は低水準になる見込み。クレジッ

ト・デフォルト・スワップ(CDS)市場は、信用収縮への懸念が後退し、タイト化の方

向性が一段と鮮明になる見通し。

 来週も2008年3月期決算を発表する企業が相次ぐため、投資家は業績を分析したう

えで、一般債に慎重に投資してこよう。今週業績を上方修正したアコム(8572.T: 株価, ニュース, レポート)

<0#8572=JFI>の国内普通社債(SB)に買いが入るなど、業績が上向いている企業のSB

に対する投資家の運用ニーズは強い。

 25日の長期金利は急上昇した。「来週は一般債への需要が強くなる可能性はある。こ

れまで利回りが低過ぎて、買いを見送ってきた地方の投資家は、金利が大幅に上昇したこ

とで、積極的に押し目を買ってこよう」(大手証券)との見方が出ていた。良好な需給関

係からスプレッドはタイト化する見通し。

 

 来週の日米金利推移を見通すうえで、29―30日に開催される米連邦公開市場委員会

(FOMC)の金融政策が最大の注目材料。「追加利下げを想定する市場関係者が多かっ

たが、信用収縮への懸念が後退していることや、原油価格の高騰からインフレ懸念が強ま

っているため、据え置きの可能性が出てきた」(国内証券)との指摘が出ていた。30日

発表予定の第1・四半期米GDP速報値、5月2日の4月米雇用統計などの米経済指標も

慎重に分析する必要がある。国内イベントでは、30日に開かれる日銀の金融政策決定会

合、日銀が同日発表する「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の内容が注目され

る。

 CDS市場は、タイト化の材料に反応しやすくなっており、信用リスクを回避するプロ

テクションの買いの勢いが弱まる展開が予測される。マーケットでは、欧米金融機関の評

価損をある程度予測できるようになったことに加え、増資などによる資本増強策も評価し

ており、クレジット危機の最悪期を脱したとの見方が広がっている。

 指標となるiTraxxJapanシリーズ9<JP/CONT207>のプレミアムは、海外CD

S市場に連動して、低下基調にある。25日のプレミアムは80ベーシスポイント(b

p)を割り、79.5bpで取引された。21日に付けたこれまでの最低値88bpを大

幅に更新した。来週も信用不安の後退から、さらにプレミアムは低下する可能性が強まっ

ている。

 マーケットでは、引き続き金融機関の決算を材料視する姿勢に変化はない。29日にド

イツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)<0#1236=JFI>が発表する第1・四半期決算の内容に注目している。

 来週は、2008年3月期決算の発表絡みで個別企業のCDSプレミアムの変動率が高

まろう。セクター別では、証券化商品の追加損失が増えている金融機関、為替相場がドル

高/円安基調となりタイト化が進んでいる輸出関連企業が注目される。

 
 

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