UPDATE2: みずほFG<8411.T>の08年3月期最終益は初の7000億円乗せ、3000円増配へ

2007年 05月 22日 19:16 JST
 
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 [東京 22日 ロイター] みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が22日発表した2008年3月期連結業績予想は、当期利益見通しが前年比20.7%増の7500億円となった。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均7313億円を上回った。会見した前田晃伸社長は「収益が飛躍的に伸びるということはないが、安定的になってきた」と述べた。

 

 08年3月期のグループ連結業務純益は前年比4.9%増の1兆0400億円、経常利益は同40.3%増の1兆0500億円となる見通し。配当は普通株式1株に対して1万円を予定し、前年比3000円の増配。

 一方、傘下銀行単体合算ベースでは、実質業務純益が同1.3%増の8560億円、経常利益は同46.7%増の8400億円、当期利益は同19.5%増の7150億円を見込む。最終利益が7000億円台に乗せるのは初めてとなる。

 資金利益、非金利収益とも安定的に伸びると見ている。また、経常利益ベースでは前期にあった親密取引先のオリエントコーポレーション(8585.T: 株価, ニュース, レポート)向け貸出債権の引当強化による与信関係費用の増加分がなくるため、大幅増益を見込む。ただ、利ざやについて前田社長は「これ以上悪くなりそうにはない」と述べるにとどめ、大きく改善する見通しにはない考えを示した。

 

  同日発表した07年3月期グループ連結業績は、経常利益が前年同期比18.7%減の7481億円、当期純利益は同4.4%減の6209億円となった。傘下銀行合算ベースでは、業務粗利益が前年比ほぼ横ばいの1兆7002億円、実質業務純益は9.7%増の8445億円、経常利益が同20.3%減の5724億円、当期利益が同2.5%減の5982億円となった。

 連結ベースでは上期と比べて資金利益は200億円増加した。利ザヤが改善したほか、貸出金残高も個人ローンなどが堅調に推移し、上期比1.5兆円増加した。また、非金利収益は、法人部門での手数料収入が減少したものの、リテール部門での手数料収入が増加し、3行合算の役務取引等利益は前年比5.9%増えた。

 ただ、オリコ向け債権の引当強化で与信関係費用が前期比934億円悪化の401億円にふくらみ、経常利益の減益要因となった。

 

 <1兆円増資は、転換する普通株見合い分を順次買い入れへ>

 

 2003年の経営危機時に発行した1兆円に上る優先株の買い戻し策も同日発表した。まず25万株・1500億円を上限とする自己株の取得を決めた。取得期間は6月1日から6カ月間。08年7月1日から取得請求期間が始まる「第11回第11種優先株式」に対応し、1株利益の希薄化を抑える。

 前田社長は、今後、普通株の転換の見合い分を随時買い戻して希薄化を回避していくと述べた。

 また、みずほFGの子会社「みずほフィナンシャルストラテジー」の保有するみずほFG株(約26万株)を取得し、消却する計画も発表。取得価額は2007億円で5月28日に相対取引で行う予定。

 

 
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