〔アングル〕米FOMC、ADP全米雇用報告に注目する可能性

2007年 10月 31日 10:22 JST
 
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 [ワシントン 30日 ロイター] 今月30─31日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、31日発表の10月のADP全米雇用報告に注目が集まるのではないかとの見方が浮上している。

 連邦準備理事会(FRB)は31日午後に政策金利を発表する。市場では25ベーシスポイント(bp)の利下げが予想されている。

 ただ、重要指標である10月雇用統計の発表は11月2日。このため、FOMCの討議では、雇用指標として31日発表のADP全米雇用報告に特に注目が集まるとの観測が出ている。

 メリルリンチのエコノミスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は「雇用統計は間に合わないが、ADPが指標になるだろう」とし、「われわれは(ADP統計の民間雇用者数を)5万3000人増と予想している。ただ、ADPは過去1年半の平均で、(雇用統計の)非農業部門雇用者数を約2万人を下回る傾向がある」と述べた。

 ロイターのアナリスト調査によると、10月のADP民間雇用者数の予想は、6万人の小幅増加。9月の5万8000人増をわずかに上回るが、上半期との比較では伸び悩むと予想されている。

 10月の非農業部門雇用者数の市場予想は8万人増。9月は11万人増だった。

 労働省労働統計局によると、FOMCのメンバーには製造・鉱業・公益・出版の4業種の雇用状況について「限定的な情報」が伝えられるが、急拡大しているサービス業を含め、重要業種の情報は事前に提供されず、雇用全体の状況を把握することはできないという。

 ゴールドマン・サックスのアナリスト、エド・マッケルビー氏は「ADP報告は以前、雇用統計と大幅にかい離することがあったが、最近はゆっくりとだが確実に信頼を回復している」と述べた。

 ADP民間雇用者数は、2006年12月に4万人減という大幅な減少を記録したが、同月の雇用統計では、民間部門の雇用者数が15万人増となり、ADPへの信頼が揺らいだ。

 ただその後、ADP報告の精度は大幅に向上している。

 例えば、8月の雇用統計では、当初4000人減と発表された非農業部門雇用者数が、1カ月後に8万9000人増に上方改定されたが、8月のADP民間雇用者数は3万8000人増だった。

 8月雇用統計の民間雇用者数は当初2万4000人増と発表されたが、その後3万2000人増に改定されている。

 
 

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