ECB総裁、為替の荒い動きが望ましくないとの見解を明確にした=ルクセンブルク中銀総裁

2007年 11月 9日 20:17 JST
 
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 [ルクセンブルク 9日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ・ルクセンブルク中央銀行総裁は9日、大手会計事務所KPMG主催の会合で、トリシェECB総裁は為替の「荒い(brutal)」動きが望ましくないとの見解を明確にしたと述べた。

 メルシュ総裁は、為替の荒い動きは世界貿易の不均衡や投資パターンの急変をもたらし得ると指摘した。ただそのうえで、ECBの主要な関心はユーロ高でなくインフレであると述べた。

 トリシェ総裁は、8日の理事会後の会見で、2004年のユーロ高局面に示していた「荒い(brutal)」為替の動きは望ましくない、との見解を示した。

 メルシュ総裁は、トリシェ総裁の発言について「(トリシェ総裁)が述べたのは、荒い動きが望ましくないということで、われわれも過去に、世界不均衡が無秩序に解消されることがあってはならないと述べている」としたうえで「もし荒い動きが起これば、無秩序な巻き戻しの危険性が高まる」と述べた。

 ECBは8日の理事会で政策金利を据え置いたものの、インフレ上振れリスクへの懸念を強調した。

 メルシュ総裁は「ユーロは、インフレのメカニズムや経済の結果を分析する数多くの指標の一つ」と指摘。

 「われわれは、為替相場について目標を持っておらず、明らかに物価安定を最重要目的にしている。われわれは、その最重要任務に忠実であるために必要なことをすべてする決意をしている」と述べた。

 
 

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