東南アジア株式=下落、原油高や米金利政策への影響を懸念

2008年 02月 20日 20:37 JST
 
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 [シンガポール 20日 ロイター] 20日の東南アジア株式市場は下落した。原油相場が1バレル=100ドル超に上昇し、インフレの脅威から米連邦準備理事会(FRB)が景気浮揚を目的とした利下げを実施できなくなるかもしれないとの懸念が広がった。

 シンガポール市場.FTSTIは2.3%安。海運株はネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)(NEPS.SI: 株価, 企業情報, レポート)が8.2%安、中国海運大手コスコ傘下のコスコ・コープ・シンガポール(COSC.SI: 株価, 企業情報, レポート)が7.8%安と大きく下げた。燃料コストの上昇で利ザヤが縮小すると懸念された。

 クアラルンプール市場.KLSEは0.78%安。ジャカルタ市場.JKSEは0.83%安。マニラ市場.PSIは0.3%安。バンコク市場.SETIは1.02%安。ベトナム市場.VNIは4.1%と大幅安だった。

 シンガポールを拠点とするあるトレーダーによると、米国のリセッション(景気後退)懸念を背景に弱地合いが続く中、一部の機関投資家は過去3週間の上昇による利益を確定するために株を売ったという。

 クアラルンプール市場では、パーム油生産のインダストリアル・オキシジェン(IOI)(IOIB.KL: 株価, 企業情報, レポート)が1.9%高。原油相場高でバイオ燃料の原料であるパーム油の需要が増加するとの期待が背景。

 バンコク市場では、シノ・タイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションSTEC.BKが7.7%下落。第4・四半期決算で1億8300万バーツの純損失を計上したことが響いた。サイラス証券は同決算の損失額が予想より多かったとして、同株の投資判断を「セル」とした。

 ベトナムのトレーダーやファンドマネジャーらはベトナム市場の下落について、中央銀行がインフレ抑制のために信用の伸びを抑える措置を講じたことが原因だと述べた。同国のインフレ率は約10年ぶりの高水準で、1月のインフレ率は前年同月比14.1%だった。

 
 

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