UPDATE2: カーライル・キャピタルが債権者と合意できず、残り資産差し押さえへ

2008年 03月 13日 17:21 JST
 
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 [ニューヨーク/香港 12日 ロイター] 米プライベートエクイティのカーライル・グループ[CYL.UL]傘下のカーライル・キャピタルCARC.ASは12日 債権者との協議が合意に至らず、残りの資産が差し押さえとなる見通しを明らかにした。

 世界のクレジット市場の新たな懸念要素が明らかになったかたちで、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では指標となるiTraxx指数(日本を除く)のスプレッドがワイド化した。

 カーライル・キャピタルのデフォルト総額は約166億ドルで、12日時点でポートフォリオ上の唯一の資産は米政府機関発行のトリプルA格の住宅ローン担保証券(RMBS)。

 同社は過去7営業日の間、追加担保の差し入れ要求額が4億ドルを上回ったことを明らかにしていた。追加担保の要求に応じることができず、債権者が担保の差し押さえに動くという。

 これを受けアナリストは、米住宅市場の低迷に端を発した世界的なクレジット危機への懸念が深刻化する、とみている。

 香港のBNPパリバのクレジットアナリスト、ブレット・ウィリアムス氏は「センチメントは総じてネガティブ。レバレッジの高いファンドが追加担保差し入れに応じられなかったというニュースは、損失拡大で余儀なくされる売りや担保不足、追加担保差し入れに応じられない状況が増えるといった悪循環への懸念を増大させる」と述べた。

 カーライル・キャピタルによると、親会社のカーライルは債権者との交渉に積極的に参加した。借り換えが成功する場合は多額の追加資本を投入する用意があるという。

 債権者との交渉は12日遅くに難航。一部の債権者による評価で住宅ローン担保証券の価値が低下し、13日に約9750万ドルの追加担保差し入れの必要が生じる見込みだという。

 
 

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