UPDATE2: 無秩序な為替の動きは望ましくない=ECB総裁
[パリ 13日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、為替相場の無秩序な動きは望ましくないとの考えを示した。13日発行されたフランスの雑誌「ルポワン」とのインタビューで語った。
総裁は「現在の環境では、過度の為替変動を懸念している」と述べた。
また「大統領や財務長官など米国の当局者が、強いドルは米国の国益にかなうとの見解を繰り返し表明していることに注目する」考えをあらためて示した。
総裁は、ECBと米連邦準備理事会(FRB)が、米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン) 危機につながる状況を作り出したとする批判を否定。「われわれがあまりにも正統派で金利を高くし過ぎたという批判も、あまりにも金融市場寄りで金利を低くし過ぎたという批判も、どちらも不当なものだ」と語った。
総裁はまた、原油など商品価格が上昇している局面において中期的な物価安定を維持することが重要だと指摘。「われわれが物価安定に関して信頼感を失えば、家計の信頼感が損なわれ、金融市場はさらに混乱するだろう。なぜなら、中期的なインフレ動向について不透明感が高まるからだ」と述べた。
ECBやその他の中銀は、サブプライム危機が起きるずっと前から金融市場のリスクが過小評価されており、調整が必要だと警告していたと指摘、「市場の最良の機能を容認し、金融市場において必要な調整が可能な限り秩序正しいものとなるよう、ECBはとりわけ積極的に取り組んでいたと、後に分かるだろう」と語った。
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