UPDATE1: トリシェECB総裁の欧州議会での発言要旨
[ブリュッセル 26日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は26日、欧州議会で証言した。
発言要旨は以下の通り。
<インフレ>
「インフレ率は3%を上回る比較的高い水準で推移している」
「最新の情報は、マネーや信用の力強い伸びが続く中、中期的に物価安定に上向きリスクが広がっているとのわれわれの判断を裏付けている」
「インフレに対する短期的な強い上方圧力は、主にエネルギーや食品価格の上昇に起因している。今後も年間の大半を通じ、インフレ率は2%を大幅に上回る水準で推移する見込みだ。そのため、比較的高いインフレの局面は、予想以上に長期化しそうだ」
<二次的影響>
「ECB理事会はその使命に沿って、二次的影響や中期的な物価安定にとっての上向きリスクの顕在化を防ぐことに強くコミットしている」
「現在の金融政策スタンスは、われわれの物価安定目標を達成することに寄与するだろう。中・長期的なインフレ期待をしっかり抑制することは最大の優先課題だ。理事会はあらゆる動向を非常に注意深く監視している」
「高水準の設備稼働率や高い労働市場の状況を考えれば、賃金の伸び率は現在予想されているよりも高くなる可能性がある。現時点では、すべての関係者が自分の責任を果たし、二次的影響を防ぐことが不可欠だ」
「最新の情報は、緩やかな成長を裏付けている。今後も持続的な成長が予想される。ユーロ圏の経済ファンダメンタルズは健全で、大きな不均衡はない」
<マネーサプライ/信用>
「比較的横ばいのイールドカーブなどの一時的な要因を考慮しても、基本的なマネーサプライや信用の伸びは依然として力強く推移している」
「2007年8月に始まった金融市場の混乱がマネーや信用セクター全般に強い影響を及ぼしている兆しはほとんどない」
<ECBスタッフの成長予測>
「世界の弱い需要、コモディティ価格に起因する圧力の高まり、12月に予測していたよりも好ましくない資金調達環境などを反映し、予想レンジは下方修正された」
「理事会の見方では、経済成長見通しに対する不透明感は異例なほど強い。下振れリスクは、金融市場への影響が現在の予想以上に広がる可能性と関連あるものだ」
「一段の下振れリスクは、さらなる商品価格の上昇、保護主義的圧力、世界の不均衡を背景に秩序なき動きが起きる可能性から生まれている」
<消費>
「失業率は過去25年なかった水準まで低下した。したがって、消費の伸びが景気拡大に寄与する見込みだ」
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