米財務省、ファニーとフレディに公的資金注入の可能性=バロンズ
[ニューヨーク 17日 ロイター] 米財務省が政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)に公的資金を注入する可能性が高まっている。18日付の米投資週刊紙バロンズが報じた。
財務省が公的資金注入に踏み切った場合、GSE2社の普通株式の価値はなくなり、優先株や、総額190億ドルにのぼる両社の劣後債の保有者も損失を被る可能性がある。
ブッシュ政権関係筋の話としての報道によると、財務省と連邦住宅金融局(FHA)はファニーメイとフレディマックに対し、増資を迫っている。しかし政府関係者は、両社が資金調達に成功するとはみていないという。
同関係筋は、ファニーメイとフレディマックが増資に失敗した場合、ブッシュ政権は公的資金注入に踏み切るだろうとしている。
バロンズによると、公的資金注入は、政府による優先株購入という形で行われる可能性が高い。こうした優先株の配当優先権、普通株への転換などの諸条件により、両社の発行済み普通株式は事実上無価値になり、優先株式は無配当になる可能性がある。
両社の負債を政府の財政に組み入れることなく政府が事実上債務を肩代わりすることから、同誌はこうした形での公的資金注入は、半国営化と呼ぶべきだとしている。
バロンズによると、ファニーメイとフレディマックの繰延税金資産と緩い資産査定を考慮すると、両社の債務超過額はそれぞれ500億ドルとなる可能性がある。また両社が自力で再建する可能性は低いとしている。
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