アジア通貨動向(5日)=ウォンとルピーが上昇、シンガポールドルは下落
[シンガポール 5日 ロイター] 5日のアジア通貨市場では、自国市場の株価上昇を背景に韓国ウォンとインドルピーが上昇した半面、経済の急激な落ち込みに対する懸念が尾を引き、シンガポールドルが下落した。
ウォンKRW=は前週末終値から2%上昇して1米ドル=1294.8ウォンをつけた。外国勢がソウル株式の買いに回ったことや、12月の外貨準備高が9カ月ぶりに増加したことが支援材料。
ウォンの2008年のパフォーマンスはロイターが日々の値動きをカバーしているアジア新興国9通貨の中で最悪で、ドルに対し25%下落していた。
ルピーINR=INは1%近く上伸し、48.1ルピーをつけた。インド準備銀行(中央銀行)は2日、政策金利の大幅引き下げを発表、これを受けてインド株式市場は値を上げている。
準備銀行は世界的金融危機からインド経済を保護するため、レポレートとリバース・レポレートをそれぞれ100ベーシスポイント引き下げた。
5日のアジア株式は2カ月ぶり高値に上昇。MSCIのアジア太平洋株指数(日本を除く).MIAPJ0000PUSは0623GMT(日本時間午後3時23分)現在1.7%高で推移している。
フィリピンペソPHP=も全般の強基調に追随し、47.23ペソまで上昇した。
中国元、台湾ドル、インドネシアルピア、タイバーツも5日が今年の初取引。
シンガポールドルSGD=は1米ドル=1.4630シンガポールドルに下落。シンガポール経済のリセッション深刻化に対する懸念から売られた。
朝方は投資ファンドによる買いで1.4502シンガポールドルまで上昇する場面もあったが、1.45シンガポールドルの上値抵抗線を突破できなかったため押し戻された。
トレーダーは、きょう発表される12月のPMI指数が弱い内容であれば、さらに下落圧力がかかる可能性があるとみている。
先週発表された第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率速報値は前期比年率マイナス12.5%(季節調整済)だった。マイナス成長は3四半期連続。これを受け、政府は2009年の経済成長率見通しをマイナス2%からプラス1%のレンジに下方修正している。
人民元CNY=CFXSは基準値がやや元安に設定されたことを受けて小安く、1米ドル=6.8331元。
08年の人民元の対米ドル上昇率は7%で、アジアの新興国通貨の中では最もパフォーマンスが良かった。ただ、今後数週間は狭いレンジでの推移が予想されている。
*0646GMT(日本時間午後3時46分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4625
台湾ドル 33.001
韓国ウォン 1313.50
タイバーツ 34.75
フィリピンペソ 47.30
インドネシアルピア 10900.00
インドルピー 48.31
マレーシアリンギ 3.4800
人民元 6.8281
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