アジア通貨動向(15日)=総じて上昇、リスク選好の回復でウォンやリンギなど高い
[シンガポール 15日 ロイター] 15日のアジア通貨は総じて上昇。韓国ウォンとマレーシアリンギが上げを主導した。米企業の好決算が相次いだことで、リスク選好度が高まり、世界経済の回復期待も押し上げられた。
マレーシアリンギMYR=は0.5%高の1米ドル=3.5660リンギ。株式相場も上昇した。
クアラルンプールのトレーダーは「リスク選好が緩やかに改善したことで、きょうのドル/リンギ相場はやや低めに推移している」と述べた。同トレーダーのきょうの予想レンジは3.565─3.580リンギだった。
一方、オフショアの1年物ドル/リンギNDF(ノンデリバラブル・フォワード)MYR1YNDFOR=は3.5885リンギに若干下落。リンギの0.6%安を織り込む水準となっている。14日は0.4%安を織り込む水準だった。
韓国ウォンKRW=は1%超上昇し、一時1米ドル=1276.6ウォンをつけた。上昇率はアジア通貨の中で最も大きかった。
人民元は小幅上昇し、1米ドル=6.8320元。人民元は2008年7月以来、中国人民銀行が管理している狭いレンジ内で推移しているが、アナリストは中国の景気回復に伴い、いずれ人民元が上昇すると予想している。
ドル/元の1年物ノンデリバラブル・フォワードCNYNDFOR=は6.7878に下落し、スポット相場から0.7%元が上昇することを織り込む水準となっている。前日は0.5%の元高を織り込む水準だった。
あるトレーダーはこれについて「株式市場の上昇が主因で、市場はドル/元を押し上げることにやや疲れてきたようだ」と述べた。
野村証券のストラテジスト、クレイグ・チャン氏は、中国人民銀行が流動性を吸収しようとしていることも、人民元相場の支援材料となる可能性がある、と指摘した。
中国人民銀行は、第2・四半期に外貨準備が1779億ドル増加し、2兆1300億ドルに達したと発表した。これはロイター調査による予想中間値の2兆ドルを大幅に上回る水準。
*0625GMT(日本時間午後3時25分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4523
台湾ドル 32.961
韓国ウォン 1277.10
タイバーツ 34.08
フィリピンペソ 48.14
インドネシアルピア 10110.00
インドルピー 48.75
マレーシアリンギ 3.5655
人民元 6.8321
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