UPDATE1: アジア通貨動向(11日)=台湾ドル、資本規制にもかかわらず動意薄
[シンガポール 11日 ロイター] 11日のアジア通貨市場では、韓国ウォンKRW=が対米ドルで0.5%以上上昇した。
ただ中国がこの日に発表した一連の経済指標がまちなちな内容となったことを受け、円が高金利通貨に対し上昇し、米ドルの圧迫要因となった。こうした流れのなか、他のアジア通貨は軟調気味となった。
台湾の金融規制当局は10日、外国勢による定期預金への資金預け入れを禁止すると発表。しかしこの日の台湾ドルTWD=TPは動意薄だった。
台湾における外国勢の定期預金残高は現在、推定5000億台湾ドル。アナリストは、こうした資金は定期預金が満期になり次第、台湾から引き揚げられるか、株式・債券市場に流れ込むとみている。
台湾ドル相場がほとんど動かなかったことについて、香港のトレーダーは「台湾当局は、同措置は資本規制ではなく規制の微調整であると言明している」と指摘。
また別のトレーダーは、外国勢の定期預金規模を推測することは難しいこと、また、いつ満期を迎えるのかわからないこともあり、当局の発表は相場に大きな影響を与えなかったと述べた。
輸出業者による決済需要のためのウォン買いを背景に、韓国ウォンKRW=は対米ドルで一段高。
だが、投資家は引き続き、当局によるウォン高抑制のための米ドル買い介入を懸念している。
ウォンは1米ドル=1156ウォン近辺に上昇。前日の国内終値KRW=KFTCは1162.2ウォンだった。
人民元の1年物NDF(ノンデリバラブル・フォワード)CNY1YNDFOR=は、対米ドルで前日終値の6.6320元から6.6230元に小幅下落。中国人民銀行(中央銀行)が設定した11日の基準値から人民元の3.08%上昇を織り込む水準となっている。
一連の中国経済指標の発表後も、元のスポット価格は1米ドル=6.8263元で小動き。この日発表された指標では、鉱工業生産が高い伸びを示す一方、輸出の伸びは予想を下回るなど、まちまちの結果となった。
*0319GMT(日本時間午後零時19分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.3870
台湾ドル 32.260
韓国ウォン 1155.30
タイバーツ 33.28
フィリピンペソ 46.74
インドネシアルピア 9420.00
インドルピー 46.46
マレーシアリンギ 3.3840
人民元 6.8264
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