東南アジア株式=大半が上昇、優良株買いに
[バンコク 11日 ロイター] 11日の東南アジア株式市場の株価は、大半の市場で上昇した。シンガポール市場が1年2カ月ぶり高値をつけたほか、インドネシアのブミ・リソーシズやタイのバンプーなど、売られていた優良株が最近の下落分を取り戻した。
米電子取引所インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)の米ドル指数先物.DXYが各市場で手掛かり材料とされる中、出来高は全般的に減少した。米ドル指数先物は米ドルの、6主要通貨に対する価値を指数化したもので、今月に入って1.9%低下し、8月8日以来の低水準近辺にある。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは1.21%上昇し、2008年9月3日以来の高値で終了した。シンガポール・テレコム(シングテル)(STEL.SI: 株価, 企業情報, レポート)は1.4%高。同社が18.8%の増益を発表したことが好感されたもよう。シングテルはまた、急成長するアフリカ市場に進出する方針を明らかにした。
一方シンガポール航空は1.3%安。四半期損益の赤字額が予想よりも膨らんだことが響いた。
バンコク市場のSET指数.SETIは1.37%高、ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは0.92%高。両市場とも前日の下落から反発した。
バンコク市場では、石炭最大手バンプーBANP.BKが3%余り上昇。同社は今後6年間で、主として石炭事業に4億6600万ドルを投資する計画を明らかにした。
鶏肉輸出のチャロン・ポカパン・フーズCPF.BKは5.2%上昇し、16年ぶり高値。同社が2009年純利益目標を過去最高水準に引き上げたことが買いにつながったとみられる。
ジャカルタ市場では、石炭大手ブミ・リソーシズ(BUMI.JK: 株価, 企業情報, レポート)が13%急伸。前日は大きく下げていた。同業のインド・タンバンラヤ・メガ(ITMG.JK: 株価, 企業情報, レポート)は9カ月間の純利益が好調だったことから7%急伸した。
マニラ市場の主要株指数.PSIは2日続伸し、1.68%高。1年7カ月ぶり高値水準にある。フィリピンの鉱業最大手フィレックス・マイニング(PX.PS: 株価, 企業情報, レポート)は7%近く急伸し、過去最高値をつけた。同社の経営権をめぐる争いが予想される中、同社の株価がさらに上昇すると見込まれた。
3日続落していたベトナム・ホーチミン市場のVN指数.VNIは2.52%高。不動産のビンコムVIC.HMが4.8%高、ビナミルクVNM.HMが3%高と、VN指数の上昇を主導した。
一方クアラルンプール市場のクアラルンプール総合指数(KLCI)は0.31%安。続伸が6営業日で止まった。パーム油相場安を背景に、パーム農園のサイム・ダービー(SIME.KL: 株価, 企業情報, レポート)が1%、インダストリアル・オキシジェン(IOI)(IOIB.KL: 株価, 企業情報, レポート)が0.4%、それぞれ下落した。
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