ブラジル中銀、海外借り入れに関連するデリバティブ契約の登録を国内企業に義務付けへ
[サンパウロ 11日 ロイター] ブラジル中央銀行は11日、国内金融市場を崩壊させる恐れのある過度のレバレッジを規制する一環で、海外からの借り入れに関連したデリバティブ(金融派生商品)契約を登録し、取引状況を開示することを国内企業に義務付ける方針を明らかにした。
中銀は、海外からの借り入れを自由化する前提条件として、承認を受けた決済機関へのデリバティブ契約の登録を義務付けると発表した。
新制度は45日後に上場および非上場企業に適用される。
中銀は、今回の決定は「海外からの借り入れに関連したデリバティブ取引を監視するためのより良い措置だ」と表明した。
ブラジルレアル(BRBY: 株価, 企業情報, レポート)は2008年、対ドルで約24%下落したが、09年に入って再び35%急伸している。
04年から08年半ばまで、ブラジル企業はレアル高の恩恵で、高リスクのデリバティブ取引を通じて国内外の銀行から資金を安く借り入れることができた。
ただ、世界的な信用危機がレアルの暴落を招いた08年9月に状況は一変した。
製紙メーカーのアラクルスARCZ6.SA、ボトランティム・セルローズVCPA3.SA、食品輸出のサディアは08年9月、レアルの暴落によってデリバティブ取引関連の損失を計上した最初の企業となった。その後、アラクルスとボトランティムは合併し、サディアは同業他社による買収を受け入れた。
デリバティブ取引のうち、国内のカウンターパーティと国内銀行間で契約された取引の大半は当局に登録されているため、規制当局による監督が容易である一方、海外取引の大半は登録されておらず、監視が十分でなかった。
ブラジルの証券当局は対策として08年10月、全上場企業に対し、決算報告書でデリバティブ取引のポジションの詳細を開示することを義務付けた。
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