米金融・債券市場展望=ミシガン大信頼感指数などに注目
[ニューヨーク 12日 ロイター] 13日の米国債市場では、前日までに総額810億ドルの入札を終えたことで、再び各種経済指標に注目が集まる見通し。クリスマス商戦を控え、市場は同日発表される11月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)から先行きを読むとみられる。
同指数の発表予定は1455GMT(日本時間午後11時55分)。事前予測は71.0と、前月の70.6から微減するとみられている。三菱東京UFJ銀行ニューヨーク支店の主任金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「金融危機が消費者景況感の重しとなっており、回復ペースは緩慢としたものになる見通しだ」と話した。
国債相場にとっては、指数が予測を上回れば圧迫要因に、下回れば年末の景気動向への期待が損なわれることで支援材料になるとみられる。
グッゲンハイム・パートナーズ(ニューヨーク)のアンドリュー・ブレナー氏は「国債入札を終えて相場の地合いは強まっており、今後も堅調に推移するだろう」と述べた。
この日は10月の米輸出入物価も発表されるが、国債相場には大きく影響しないとみられる。市場予測(ロイター調べ)では、原油高を受けて輸入価格が前月比1.0%上昇(9月は同0.1%上昇)するとみられている。輸出価格の予想は同0.2%の上昇(9月は同0.3%低下)。
同じく13日発表の9月の米貿易統計では、米国の財政赤字が316億5000万ドルと前月の307億1000万ドルから拡大すると予測されている。
来週発表予定の米指標では、10月の小売売上高(16日)、10月の卸売物価(17日)、10月の鉱工業生産(同)、住宅着工件数(18日)などが注目を集める見通し。
三菱東京UFJのラプキー氏は、米連邦準備理事会(FRB)は「例外的な低金利の水準を、長期間据え置くだろう。米経済は可能なすべての支援策を必要としているからだ」と話した。FRBにより短期金利の上昇が抑制されることで、特に長期債相場には利回り格差の拡大が支援材料となる見通し。
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