国際会計基準審議会の公正価格に関する改定、欧州委員会は現時点で承認しない方針

2009年 11月 13日 11:46 JST
 
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 [ロンドン 12日 ロイター] 欧州連合(EU)の欧州委員会は12日、銀行や保険業界の信用収縮による打撃を軽減するためEUの財務相が要請した新たな会計基準について、現時点では承認しないことを明らかにした。

 国際会計基準審議会(ISAB)は11日、銀行の資産査定の簡素化に向け、IAS39「公正価格(フェア・バリュー)」に関する改定3項目のうち、最初の改定項目を公表した。

 この改定に基づくと、多くの銀行や保険会社は、資産をより安定した水準で評価することが容易になる。

 金融危機の影響で銀行が保有する一部資産の価値は大幅に低下し、銀行は多額の評価損計上を迫れた。

 20カ国・地域は4月、当局がフェア・バリューに関する規定を年内に簡素化すべきとの考えで一致した。

 ISABのトゥウィーディー会長は、われわれは、G20や世界の利害関係者に対するコミットを達成したとし、改定により、2009年の金融資産区分や査定で、改善された財務基準の使用が可能になるとの見方を示した。

 今回の改訂が適応されるには欧州委員会の承認が必要になるが、欧州委員会は、改定は3項目のうちの1つだけとし「委員会は、2010年に予定されているIAS39の改定の残り2項目と一緒にIFRS9の導入を検討する」と発表した。

 欧州委員会の決定は、EUの銀行や保険会社が2009年の年次報告書作成で今回の改定を適用できないことを意味する。

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