米FDICが3年分の預金保険料前払いを最終決定、支払いは12月30日で総額450億ドル
[ワシントン 12日 ロイター] 米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、国内銀行による3年分の預金保険料の前払いを最終決定した。
FDICが相次ぐ銀行破たんに対応するための措置で、米銀は今年12月30日に、第4・四半期と、2010─12年の3年分の保険料をまとめて支払うことになる。
前払いの総額は約450億ドル。
銀行はこれまで四半期ごとに保険料を払っていた。
前払い分は本来の発生日時までバランスシートに計上する必要がないため、金融業界はおおむねこの計画を支持している。FDICもこの前払い分を使って基金のバランスシートを改善することはできないが、資金繰りは改善する。
ただFDICは、前払いによって財務基盤の安定や健全性が損なわれる恐れのある一部銀行については前払い免除を検討するとしている。
今年の銀行破たん件数は1992年以来の高水準に達し、預金保険基金は第3・四半期末時点でマイナスとなっていた。FDICは、財源をすぐに確保できない場合、来年第1・四半期に銀行破たんによる資金需要が保険料収入を上回ると予測している。
米銀行協会(ABA)は保険料前払いは銀行の負担となるが、破たんコストに対応するための他の選択肢よりは好ましいとの認識を示した。
米国では今年に入って120行の銀行が破綻。昨年の破綻は25行で、2007年はわずか3行だった。
FDICのベアー総裁は、銀行破たんは来年も高水準を続け、09年から13年にかけての負担費用は1000億ドルに達するとの見通しを示している。
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