中国、人民元の段階的上昇を容認する可能性=モルガン・スタンレー・アジア会長

2009年 11月 16日 10:56 JST
 
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 [シンガポール 14日 ロイター] モルガン・スタンレー・アジアのステファン・ローチ会長は14日ロイターに対し、中国は景気回復が持続可能となった場合、人民元の段階的な上昇を容認する可能性があると語った。

 会長は当地で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の会合の合間に取材に応じ、「景気回復がより持続可能なものとなる中、中国は人民元の段階的上昇を再び容認する可能性がある。ただ、それはアジアにさほど大きな影響をもたらさないだろう」と述べた。

 人民元問題はAPEC首脳会議で重要議題となっていた。

 中国人民銀行(中央銀行)は11日、資本フローの変化や主要通貨の変動に基づいて人民元為替相場メカニズムを改善する方針を示し、昨年半ば以降実施している事実上のドルペッグ制の変更を示唆した。

 ローチ会長は、中国がアジアの回復をけん引している状況では、早すぎる人民元上昇は輸出主導のアジア経済の回復を阻害する可能性があると指摘。「アジアの対中国輸出は同地域の回復にとって重要であるため、アジア諸国は恩をあだで返すことのないように非常に慎重になる必要がある」と述べた。

 アジア太平洋地域の景気回復は勢いを増している。中国、韓国、シンガポール、インドネシアの7─9月期の経済成長率は前期比で上向いた。

 こうした成長の大半は、各国政府が実施した財政・金融面での刺激策によるもので、APEC諸国は回復が定着するまで刺激策を継続することで合意している。

 ローチ会長は、各国の刺激策は2010年半ばまで継続されるとの見方を示した。ただ、以後の刺激策解除の動きは小幅にとどまると述べた。

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