UPDATE1: 人民元の上昇、世界経済の不均衡是正のために必要=IMF専務理事

2009年 11月 16日 12:47 JST
 
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 [北京 16日 ロイター] 中国を訪問中のストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事は16日、人民元CNY=CFXSの上昇について講演原稿の中で、中国政府が国内消費を拡大させ、世界的不均衡の是正を促進するために実行する必要のある改革の一部、との考えを示した。

 同専務理事は、世界的な不均衡問題の中心となっている国は、様々な方法で問題解決に取り組むべきと指摘。中国の場合は、民間消費を中心に一段と内需へ焦点を移す必要があるとの見方を示した。

 「通貨の上昇は、必要な改革の一部」とし、「人民元や他のアジア通貨の上昇を容認することは、家計の購買力を拡大し、労働による所得の割合を引き上げ、再投資のための適切な奨励策につながる」との見方を示した。

 中国当局は、家計支出の拡大に向け、医療保険改革など適切な措置を既に講じていると評価。「ただ、社会政策の対象範囲を拡大し、金融セクターの改革を推し進め、企業統治の改革を実施することで、消費に向けた持続的で構造的な変化の確保に向け、一段の措置を講じることが可能」との認識を示した。

 一方、経常赤字を抱える国は、貯蓄を増やすほか、財政再建を優先課題としなければならないとの見方を示した。

 世界経済については、回復に向かう曲がり角を回ったようだが、見通しの最大のリスクは刺激策の早計な解除だと述べた。

 「いわゆる『出口戦略』を計画することは良識的である一方、回復が確実となり、とりわけ失業率が低下する条件が整うまで、政策当局者は支援策を維持するべき」と指摘した。

 さらに、現在の問題にも関わらず、国際金融システムは依然適切に機能していると指摘。その上で、ドルは「当分の間」第1の準備通貨にとどまると依然予想していることを明らかにした。「米当局者の適切な政策行動によりドルに関する短期的な懸念は緩和される」と述べた。

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